中国の人権派弁護士を警察が連行か 米中人権対話の翌日
香港の複数のメディアによると、中国の著名な人権派弁護士の李方平氏が4月29日、家族に電話で「警察当局者に呼ばれている」と告げた後、行方不明になった。失踪したのは米中人権対話が終わった翌日で、国際世論の圧力にかかわらず、当局による民主・人権活動家への厳しい統制が続いている模様だ。
李氏の家族が香港メディアに語ったところによると、29日夕、李氏から電話があり、「(政治案件を担当する警察機構の)国保局の担当者に呼ばれている。夕飯は一緒に食べられない」と話した後、連絡が途絶えた。当時、李氏は就職差別に遭った肝炎患者の訴訟について打ち合わせをしていたという。
李氏は、粉ミルク汚染事件の被害者家族代表の趙連海氏の弁護や、政府による強制中絶問題を提起した「盲目の人権活動家」陳光誠氏の支援など、人権保護の立場から幅広く活動。2月に初来日して日本の弁護士らとも交流した。(広州=林望)