このブログに来てくださった方に心からの感謝を。
少しでも楽しんで下されば嬉しい限り。 さてはて此れが此方のブログの始めての投稿という事になるのだけれど、FacebookやTwitter,Mixiなど一揃い手は出してみたもののキチンとしたブログなんてものは初めて。
一体何から手をつけて良いものやら…。(因みにいまだに続いているのはTwitterのみである。)
始めましての方しかいないのだから、私の自己紹介でもして今日の読書記録にでも移るのが妥当なところだろうか?
ブログ紹介とやらにも書いた通り、私は22歳のフリーター女子である。
どうも発達障害のグレーゾーンであるらしく、継続が苦手で飽きっぽい。(これはブラックジョークとかではなくきちんと専門家の診断を受けている。)
このブログも直ぐに飽きてしまったら申し訳ない。
今現在、人生五里霧中。
女子大薬学部に入ったはいいものの余りにも得意科目が偏っていた事と私立の高ーい学費、元来の体の弱さから研究者の道を断念し、大学中退。
元々国語と英語が得意であった事からどうにか其方の道で食べていけないものかと試行錯誤している所である。
今はドイツ留学に憧れて(まだまだ初心者)実家暮らしでバイトをしながら留学費用を貯蓄しているが…留学予定の4年後、はてさてどうなっていることやら。
留学するなら勉強しろよ!と突っ込まれそうだなと我ながら思うし、我ながらそうすべきなのではと思う。
思うのだけれど、勉強とバイトの隙間時間に読書という癒しの時間を取り、スマホという便利ツールでその記録を取るのはそんなに悪い事ではないのではとも思うのだ。
私は読書好きと同時にゲーム好きでもあり、だらしない性格でもあるので、気づけば熱中してしまっていたり寝てしまったりするので、その時間をなるたけ減らすのにも利用させてもらおうと思う。
最近はどうもめっきり本という形で文章を読むのも減ってしまったから読書習慣を戻すのが肝要だ。
幼い頃は朝から晩まで空き時間が出来れば読書を楽しんでいたというのに何と恐ろしい事だろうか。
立身出世を夢見ていた野心一杯の幼い私が今の自分を見たら泣いてしまうのではと思う。
さて、それでは自己紹介?と言っていいのかよく分からないが其れらしきものは終わったので本題に入ることにしよう。
長く自己語りしてしまって申し訳ない。
今日私が読んだ一冊は、
森茉莉さんの「贅沢貧乏暮し」。
他にも色々図書館で借りてきたのだけれど、最後まで読み終わったのはこの本だけなので取り敢えずこの本をご紹介しようと思う。
何を隠そういつの頃からか森鴎外先生に惚れ込んでしまったからこそ借りたこの一冊。
恥ずかしながら中々教養のない私には鴎外先生の文章はまだまだ難しく、舞姫や雁、青年などしか手がつけられていないのだけれど、私は鴎外先生のお人柄が好きだった。
固く難しい文章を書かれる印象とは真反対に子煩悩で只管お子さんには優しかった鴎外先生。
そんな鴎外先生のお人柄に触れるのに、この本は良い入門書かもしれない。
勿論森茉莉さんの奔放さや素敵なご趣味も魅力の一つでもあるのだが。
暖かなご家庭の何気ないエピソードは思わずクスリと笑ってしまったし、茉莉さんと不律さんが百日咳にかかってしまった時のエピソードなどはご両親の心中をお察しするに読み終わった今でも胸が締め付けられる。
紹介される様々な品は鴎外先生からの贈り物であったり、なんともビックリ黒柳徹子さんからの贈り物であったり、お気に入りのカップであったり様々なのだが矢張り森鴎外先生…この人の影響は生まれてから死ぬまで大きかったのだと感じた。(愛する父の全集を珈琲代の為に売り払うなどビックリなエピソードもあったが)
「お茉莉は上等、お茉莉は上等…」
そう言いながら幼い茉莉さんの背中を優しく叩く鴎外先生のお姿がこの本の其処彼処に散りばめられているようだ。
そしてこの本の大半…といっても過言では無いのではと思う鮭の白ソウスやオムレツなどの美味しそうな料理の数々…!
今では再現できないものも含まれているのだが、十分今でも調理可能な物もあり、是非とも森茉莉さんお墨付きの味を再現してみたい。
森鴎外先生と森茉莉さんの蜜月の物語と称される「甘い蜜の部屋」はどうにも固い道徳観念が邪魔をして正直読む気になれなかった。
しかし、森茉莉さんの文章の美しさはこの本で紹介される少しの文章を読んだだけでも心惹かれるものがあり、ちょっと読んでみようかしら?なんて思う良いきっかけとなった。