『家賃っていくらなんだ?』




って今さらかよΣ(・ω・ノ)ノ!




広さは20坪。




場所は人目に触れないビルの3階。
(エレベーターは当然なし)



今の自分なら坪単価が¥5000で



10万円が上限だと考えるところ



妥当なのは8万円くらいかもしれない。



しかし、当時は飲食店の経験なしで23歳のド素人。



しかも、正真正銘の世間知らず




当然、ビルのオーナーさんも足元を見てくる。




20万と言いたいところだけど、若いから15万でいいよ』




今の自分なら




『この立地とこの広さでその金額は厳しいです。』




と言って交渉に入るところだが、





『あざ~す♪』





『あざ~す』じゃねぇよ∑(゚Д゚)




完全にふっかけられてんじゃね~か。




しかも『営業許可証取るの大変だから私の名義の許可証で営業して良いから』と。



『何から何まであざ~す』って頭下げてた23歳のワタクシ。




「営業許可証」を取得するのは実は楽勝




1日限りの研修を受けて「食品衛生責任者」の資格を取り、必要な書類や図面を持って保健所に申請し、保健所の担当者の立会い検査が通ればおおよそ2万円くらいで2週間もあれば取得できる。



ただ無知な若者だったゆえ、「営業許可証」というものがとても大変なものと思い込んでいた。




しかも今の時代と違って当時(1999年~2000年)はパソコンがそんなに普及してなく、ネットで何でも調べるという習慣がなかったために、




安易にビルのオーナーに委ねてしまった・・・





おかげでこのあと大変な事に・・・(
詳細はまたあとで)




とにかく『秘密基地』を前にして舞い上がってるアホな若者達は、




希望と期待でワクワクしまくっていた♪




ランニングコストとかいう言葉も知らないし、




「損益分岐点」なんて言葉を聞いても中国語で『いらっしゃい』かと勘違いする始末。




ということでほとんど交渉することなくオーナーが提示した15万で決定。




まぁ何だかんだでいちおう一通り決まったのであとは店をオープンするだけ。




備品関係はとにかく安くするために100均で揃えて、家にあるもので使えるものは全て持ちこんできた。




さぁ店内の装飾はどんなふうにしよう?




んっ?




装飾も大事だけど・・・




どんな装飾にするかって、





『コンセプト』




が決まらないと無理じゃない





つづく




『今日のひと言』

無知ゆえに希望を抱き

無知ゆえに失望する