この巻は、読む度に終わってしまうことを嘆いてたなぁ。


チャグムが恐ろしい旅に出た続きもとい最後の話。

タルシュとの戦いはいかに!?サンガルはもうこちら陣営には来ないのか?

なんとなくこうなるだろうと確信に近い予想があるとはいえ、始終どきどきしっぱなしでした。


人間視点での戦いの話と、人間も生物の一つだと感じさせる話が実にうまく絡み合っていた。

大量にある要因の中の一つとして、守り人シリーズは自然が視界に入ってて好き。

普通の人間には見えない「もう一つの世界」が、こんな形で味をきかせてくるんですね。

チャグムのナユグトリップは楽しかった。異界に等しいようなものに、実際にいるかのように感じられるなんて!

タンダの「雑草なんてないのにな」のセリフに心を打たれた。

別に聖者ぶる気でもなんでもなく、純粋に好きなだけです。

あらゆるものを大事にするだけに、戦場で見たものは悲惨だっただろうな…。

トロガイ、死ななくてよかったよ!

死すべきところではどんな重要なキャラでも殺すべきだ論者ですが、こういう場面で死なせないのは凄い!

だって、死なないようにするための工夫をしてるんだもん!シュガも気づいてくれてありがとう!


希望が見えては絶望し、を繰り返したチャグム。

それでも諦めないで目的を達成した姿に涙が出る。

こんな不自由な世界でと嘆いていたチャグム。…5年経ったんだ!

カームに対してのセリフが「今のチャグム」を表すものなのかな。

蒼路の旅人から変化を感じ取っていたけど、もうほんっとうにかっこいい。立派です!

でもバルサの傍にいるとかわいく見えるのは気のせい?(笑


ヒュウゴ、拷問の後どうなったのかな…。6時間以上経過してるだろうから指はくっつかないよね。

冗談はさておき、バルサとのタッグ(なんか違うけど)の辺りは心踊るね!

ラウルに聞かせた部分は感動ですよー。

相手は自分の家族を殺した奴。殺されたことはないので実感はないが、少なくとも恨んでいる相手。

そいつに何が大切か教え、それを裏づけするために捕らわれ、拷問され…。

行動で示す男、立派すぎます><


バルサ、お疲れ様!この「天と地の守り人」の登場キャラクター全員の行動距離なんてのの考察してみると面白そうですねb と言えるほどに走り回ってたんじゃないかな…。

矢を敵のいる方向に向けるなんていう超絶技巧、華麗にバルサが力押しじゃないことを表現してるよね。

タンダの生死が気になる。でも自分のやるべきことを優先する。

こういうバルサだからこそ、守り人シリーズの主人公を務められるんですよね…。

でもタンダの描写はさすがだよ。

丹念に見るのは当たり前として、顔を覆われていても「耳の形で」分かる部分が。


本当は全シーンにコメントしたいけど、これくらいで許してね!

すぱっとバルサとタンダらしい風景を描いて終わってるのは見事ですよ!

「その後の日常の一部」を前提として見た時、ラストシーンは感情の行き場となるねb