こんにちは。
IRIS FLAIRのまない由衣です。
突然ですが!
これからしばらくの間、
わたしが起業するに至った経緯について
振り返りながらまとめていきたいなと思います。
是非お付き合いくださいませ♡
第1回の今日は大学生時代のアルバイトのお話。
起業するよりも10年以上前、
まだ私が東京の大学生だった頃のこと。
当時、中央線沿いの新規オープンする居酒屋で
オープニングスタッフを募集していました。
離れて暮らす実家の両親はとても厳しく、
とてもじゃないけれど「夜飲食店で働きたい」
なんて言えなかったので親には内緒でした(笑)
「居酒屋のバイトって楽しそうだなー」
「オープニングスタッフって仲良くなれるんだ!(募集記事より)」
そんな感じでタウンワークの誌面を見て
ワクワクしながら申し込んだのを覚えています。
開店まで1か月の頃、
全員の顔合わせと店内ツアーがあり、
自己紹介をしたその日からトレーニングがスタート。
お盆に空のビールジョッキを載せて片手で持つ。
次はお水を入れたビールジョッキを載せて…
メニューはもちろん、提供するときのお料理の説明、
ドリンクのおすすめの仕方、
灰皿の代え方などなど。
すべてのことが新しくて、新鮮で、
楽しかった!!
・・・はずなんですが(笑)
あまり大きな店舗じゃなかったけれど
学生バイトも多いのでスタッフ多め。
トレーニングには毎日数名ずつしか入れないので
開店までにトレーニングが...4回くらい?
ま
気が付いたら1か月が経ち、お店がオープン。
はい。
わたしはいわゆるポンコツバイトで。。。
どんなポンコツかというと
・声が小さい
・仕事の優先順位わかってない
・ドリンクのお代わりオススメが出来ない
・1way 3jobできない視野の狭さ(料理提供して、お皿下げながらお代わり聞く、みたいなこと)
・そうじのときのチェックが甘くてトイレットペーパーが高頻度で空
などなど、
まぁ、ホールをまとめていた店長代理に怒られるわ、
一緒に入ったはずのみんなには置いてかれるわ、で。
でも、「辞める」っていうことはしませんでした。
それは…
(めっちゃすごい理由ありそうでしょ?)
ズバリ
「辞めることを思いつきもしなかった」(((爆)))
わたし、自分で始めたことを
やめられない性分みたいで。
結局、大学院卒業までの約6年勤め通しました。笑
でもね、
ずっとポンコツだったかっていうと、
そうじゃなかったんです。
ある日ふと店長が、手が空いていた私に
「ハッピーアワーのブラックボード描いといてよ~」と
声をかけてくれたんです。
A4サイズくらいかな。
ツルッとしたブラックボードに
ネオンカラーの5色セットくらいのペンを渡されて。
2分くらいでサクッと描いたんです。
ハッピーアワーの間ワンコインで飲める生ビールのボード。
「描けました!コレ、入り口に出してきていいですか?」
といったあの瞬間から変わったんですよね。
何がか、というと、
そこに流れていた空気が、です。
今までポンコツど真ん中だったわたしを見る
みんなの目が変わったんですよね。
「めっちゃ凄いじゃん!!」と店長。
他の仲間も褒めてくれて。
正直、なんてことはないボードだったんですよ。
でも、あの瞬間から何かが変わりました。
それから1週間。
A3サイズのボードが買い足されていて、
「オススメのメニューも描いてよ!」
と言われたり
「ハッピーアワーも雨で消えかかってるから直して」
とか
「●卓のファミリーお誕生日だから、デザートプレートお願いね!」
なんて感じで。
この体験の何がすごかったのかっていうと、
人は誰しもが違った能力やスキルを持っていて、
誰もがそれを正しく発揮すれば組織や社会の中で
活躍したり貢献できるんだ!っていうのを
身を持って体験できたんですよね。
きっと、ポンコツで邪険にされるっていうのがなかったら
気が付かなかった気がする、
この社会の中の本質みたいなこと。
この出来事は私の自己肯定感を高めてくれたし、
その後の自分の就職や、仕事をする場面、
そして国家資格受験に至るまで
かなりの影響を与えてくれた価値観になりました。
いやー、その数か月後。
だいたい飲食店バイトの全容が見えたら、
もうポンコツとは呼ばれないようになったんですけどね。
「全体像が見えないと動けない」という特性も発見しました(笑)
もしも、あの時店長が声をかけてくれなかったら。
その声をかけるタイミングがもっと後だったら。
今とは違う仕事をしているのかもしれません。
そして、未だにポンコツかもしれない!?
起業した今、
わたしは人それぞれの能力や強みを
最大限に発揮していくためのお手伝いができたら
そんな風に思っています。
「ハッピーアワー」の言葉を聞くたびに
懐かしく思い出していたんですが、
あるきっかけでこうして振り返ってみて、
さらに深めてみたら
今のじぶんと繋がっていて、
すごく面白い気付きでした。
みなさんにも逆転ストーリーありますか?
よかったら教えてくださいね♡
