注:こちらはインドの旅の記録として書いている、ネイルとは一切関係のない、と〜っても私的な旅日記です。拙文につき、インドよりも大きな心でお付き合いいただけましたら幸いですm(_ _)m




サロンをオープンしてから17周年を迎える夏の終わり

初めての長期休暇いただきました。

3週間のお休みをいただき、ずっと訪れてみたかったインドとスリランカへ行ってきました。

インドは20代の頃からいつか行ってみたいとは思っていたものの、

インドに呼ばれることはなく、その機会が訪れないまま。





26歳の時にサロンオープンしてからは、楽しくて仕方のなかった仕事に邁進し、雑誌やCM、ショーのお仕事も受けたりもしていて、

そのうちにサロンを拡大移転し、一緒に仕事するスタッフも加わり、同時期に子育て真っ只中へ突入。


娘の誕生とともに、私も母になり、自分よりも愛しい存在がこの世界に存在し、いつも隣にいることは、喜びとともに、怖さも伴っていて、幸せと怖さをいつも一緒に感じていました。

強くなる分と、ちょうど同じくらいの弱さを伴うような。




同時に、仕事をすることと、母性。

それらを自分の中に同居させていくことに戸惑ってもいて、

いつもどうにか折り合いをつけられる場所を探し続けていました。


30代は振り返ってみるとそのように、

全てのことがらがグラデーションの中にあり、曖昧で、矛盾していて、両極がごちゃまぜに混在してもいて、

もやもやした中に全て含まれてあるものでした。


はっきりも、くっきりも、すっきりも、なんだかしない。


どうすることも出来ないし、それらはそこにそのままある。


いつか振り分けられるのかもしれないし、わかりやすくなるのかもしれないし、

そのまま馴染んで溶けていくのかもしれない。


ただ、ここにそっと置いておくという感覚。


心というものには、スペースがあることを感じていました。



それは若い時には、なかなかハードに感じる瞬間もあって

そんな思いを感じる時、不思議といつも大きな布袋が浮かんできて、その袋がその都度ググッと大きく大きく膨らんでいく様を感じてた。




そのまま、あっと言う間の40代へ突入しました。

(30代、早かったな〜!!)


インド国旗🇮🇳のネイルとともに✈️✨






成田からインド、デリーへ。

デリーからは国内線に乗り換えて、デヘラドゥーン空港へ行くはずでした。

が・・・国内線を取っていなかったことが前々日に発覚!


早速やってしまった訳です。

(こんな人いないよね・・・そんな自分につくづく嫌気がさしました...)


飛行機のチケットはもう無くなっていて、あわてふためき、インド旅に慣れている友人やヨガの先生に突然に連絡しHelp me~!😭

いろんなアドバイス、ご紹介、ご提案をいただきました。(本当にありがとうございました🙇‍♀️)



結果的に、訪れる予定だった学校に先に訪れていた先生と、校長先生のご配慮でデリー空港に運転手さんが来てくれることになり、一安心。

インドの神様ありがとう🙏



次なる関門は、デリー空港から外に出て、運転手さんと出会えるのかというところでした。

インド旅の先輩方からは、デリー空港は、人だらけで、観光客を狙った客引き、スリ、痴漢、スキミング、勝手に荷物持ってお金要求される、強引にタクシーに乗せようとしてくる・・・などなど、


一人でデリー空港は危ないから、顔を隠して、要要要注意!!と皆口を揃えて言われていて、とてもとても警戒してました。


なのでデリー空港出るときは、できるだけの防犯をし、万全の状態にして、息を飲んで、空港を出た訳です。




そしたらね、、
ガラーーーーーん



人いない???!!


しかもとてもクリーン✨




運転手さんも出口で目の前にポツンとお立ちになられていて、普通に出会える。。


狐につままれた気分のまま、運転手さんの後を追う。



なんとこの日。

G20の開催で、デリー市内が3日間公休日となり、学校も会社もお店も全てクローズ。

市民は外に出ないという日、だということでした。


G20、すごいなぁ!

いきなり驚きのインド!!

静かできれいなデリー空港


デリー市内を抜けるのに渋滞も想像していましたが、道も高速道路もほとんど車が走っておらず。空いていてスイスイでした。

こんなタイミングってある??!!
って思わず何度も笑ってました(笑)


なんだかインドに歓迎されているような気持ちにもなり、ほっこりしてました。

道路は空いていて、車間距離がとられていて、白線の中だけで車が運転されていて、静かなデリー市内をタクシーの車内からずっと眺めてたときの写真。日本だとあたりまえに見えるこの光景はインドではめずらしかったのだ!

この時はまだ知らず。笑


デリーから目的地のハリドワールとリシケシにある学校まで、車で約5時間の道のり。



日本語はもちろん英語もわからないというインド人の運転手さんとふたりきり。


手振りと表情のみで会話しながら車で過ごし

(インスピレーション力、テレパシー力、鍛えられる〜)


走る車から夕日を眺めてた。ドキドキしながらもインドにいることが嬉しくて。きれいだったなぁ〜




途中でどこか行くのかな?と思ったら、

チャイブレイクしたり

インド初チャイ、美味しかったな〜。
陶器がいい感じ!




お腹すいたな〜と思った頃には

通り沿いのレストランに入って、運転手さんとドーサを一緒に食べたりしながら、


インド初マサラドーサ。ピリ辛ポテトがはさまってる。
美味しいかったし、嬉しかったなぁ〜。



お店にいるインド人みんなからジロジロ見られていて、なんでかわからず怖かったのだけど、

日本人は物珍しかったからだと、後からわかりました。


日が暮れても、長い道のり🌛


何度か、車内の足元の電灯がディスコみたいになったり(多分飽きてきた私に変化を・・と運転手さんが気を使ってくれたのだと思う)


しかし、どう反応して良いかわからず、ビカビカ点滅する車内でいったん頷いて、沈黙。

インドの人はビカビカしたライトやネオンが好きだということが後ほどわかりました。


(写真なかった〜撮っておけばよかった。)



幹線道路をそれてからの学校までの道は真っ暗で、ものすっごいボコボコで、頭が天井にぶつかりそうになるし


大きな牛は道路の真ん中でのそのそ歩いているし、野犬や猿もいて、時には像も出ることもあるみたいだし!!


真っ暗すぎて何が周りにあるのかわからず、言葉もわからないし、最大級に怖かったのだけど、月明かりがありがたく


5時間のドライブの末、ハリドワールとリシケシの間にある学校へ夜中の11時過ぎに到着。

夜中のインドってそれだけでちょっと怖いよね・・・。



校門の前で学校関係者の2人が月明かりの下におふたり立って待っていてくれて、お部屋に案内してくださり、

そこでようやくホッとしたことを覚えています。



次の日の朝に外へ出ると、そんなに怖いところではなくなり、猿も犬も可愛いし、出会う人はみんな歓迎してくれて、先生もおられることもあり、印象が一変しました。

朝の光、太陽が差し込むってすごい効果!



続きます💫