と呼ばれる職業をしています
上海にいた頃は
「色」について教える機会をいただいて
それが「先生」と呼ばれる初めての経験だったのですが
よく恩師に
「先生は偉いわけでもなんでもなく、他の人より先に知識を得てそれを伝える仕事です」
と言われていました
世の中に「先生」と呼ばれる人はたくさんいます
「医者」「弁護士」「政治家」「学校の教師」はたまた個人の方など、色々です
先生と生徒もしくは取引先などの
明らかに上下関係がある場合
先生の立場の人は勘違いしがちです
私が働いているワインバーには
たくさんの
「先生」と言われる立場の方がお客様としてがいらっしゃいます
大抵は気持ちの良い方々ですが
中には同席のお連れの方に高圧的な態度を取る方もいらっしゃいます
また以前ある「先生」業の方が先生が一生懸命作品を作らない、適当にやっている、と不満を述べる方がいて
その生徒がランチばかりいっているとプライベートなことまで非難するのを聞いて
なんだか気持ちが悪かった思い出があります
先生には自分にとっての良い生徒だけではないということ、また自分と同じくらいの情熱を生徒がもっているとは限らない
という客観性が必要になります
そこは理解しないと「教えてやっている」となってしまい、それって伝わります
先生とは人間関係においてフェアで冷静な対応をしなければならないと思います
高校までの学校はまたちがった意味で大変でしょう
学校はそもそも平均的に多くの科目を教えるベースアップの場所であり
生徒の多くが「これが学びたい」と自主的にやってくれる場所ではないということです
なので学校の先生はそもそも全員が自分の授業を積極的に学びたい、わけではないという前提のもと、しかしベースアップのためにいかに全員にわかりやすく伝えるか、が課題になります
今までの学生時代を思い出しても
好きな教科は先生が好きだった気がする
私は世界史好きだったのですが、高一の時の世界史の先生の授業がとても面白くわかりやすかったので、当然授業は真面目に聞くし、テストは良いし
しかし数学は全くダメでした
先生がただ公式を説明して問題を解き解説する授業が退屈でしかたがなかった
先日
娘が悲しい顔をして帰って来ました
理由を尋ねると
「英語の先生が変わってしまった」
クラス編成で今年半年習っていた先生が別の先生になってしまったそうで
その先生は社会人から青年海外協力隊に入り国境なき医師団の事務局でアフリカの先頭地帯に赴任し、帰国して特別枠で英語の先生をしているそうです
娘の学校は文科相から「スーパーグローバルハイスクール」認定を受けている学校なので特に英語のレベルは高く、授業も毎日あるので、英語の勉強はとても大変です
彼女はずっと落ちこぼれていました
しかし今年になって少しづつよくなってきていました
彼女いわく
その先生の授業がとてもわかりやすく面白いので勉強が楽しくなったそうなのです
また彼の経験や生き方が今の授業に生きているというのです
勉強の仕方を相談すると弱点を見抜き、的確に指導してくれるのでテストも随分よくなったのだとか
ディスカッションの重要性についても他の先生とは一線を画しているそうです
なるほど、せっかくたのしくなったそんな時にその先生の授業が受けれなくなる、のはさぞ残念でしょう
私個人的にも今の日本の学校教育で英語でディスカッションすることはできないと思っています
圧倒的にコミニケーション・スキルの授業がないためです
ハイコンテクストの日本語文化をそのまま英語に置き換えることは無理ですし
言語を学ぶには文化や考え方の違いに対する意識のバックボーンがなければある程度以上にはなれないからです
私も今は1クラス20人の生徒に教えていますが
日々自分の力不足に反省の毎日です
毎回違うことを教えなければならず
クラスの生徒の気力もレベルもばらばら
もちろん目標も違うので
どんなにこちらが一生懸命にやっても
無力感だけで終わってしまう日もある
テスト結果を見てため息、というのもザラで
心が折れそうになるときもあります
子供を産んだ時
母ってすごいな、私をこんな苦労して産んでくれたんだな
と思いました
それと同じ感覚で
今までお世話になった先生を思い出します
私は良い生徒ではなかった
先生も大変だったんですね
私も学生時代には気づかなかったことが
自分がその立場にたってようやく少しだけわかりました
人に伝えるって事は
本当に面白いけど大変です
私なりの先生業をやっていくしかないんですけど
娘の英語の先生のように
あの先生だから勉強がたのしくなった
と言われるようになれたらいいなと思います
今日も授業中、学生が寝ていました
お昼ご飯の後、ポカポカ陽気
眠い気持ちはよくわかる
ほら、起きて〜!
その学生は
恥ずかしそうに照れ笑いをしました
私は
まだまだだなあ。。(自分が)
とすっかり落ち込んだのですが
その学生が休み時間にやって来て
顔を洗ってきました!
といって席に着きました
学生だって色々あるよね。。