島では朝早くから落ち葉拾いが始まる
昨夜は珍しく雨が降ったのでたくさんの葉が砂浜からウッドデッキに落ちていた
朝から体を焼くためにビーチベッドに寝転がっていたら掃除をするスタッフが声をかけてきた
手にはヤシの実があり、いるか?と聞く
私は思わず、え?いいの?
彼は斧で器用に皮を剥き中からココナツを取り出した
新鮮なココナツジュース
私は結局朝は散歩、午前中は寝てたり本を読んだりシュノーケルしたり、魚にパンをあげたり。。
そうやっているうちに5日経ってしまった
そしてラストの日、ベッドやテーブルは花で飾られていた
ちょっと気恥ずかしいような
しかしこの島はほんとうにアジア人がいない
空港ではたくさんの中国人、韓国人がいたのに
ここには私ともう一組いるだけで
特にロシア人が多いのだ
ロシア人はあまり英語が得意ではないらしい
そして割とシャイだ
どこか日本人みたいだなと思わず親近感がわくのは何故だろう
今日は朝からシュノーケル、カヌー、テニスと最終日にこれでもかと身体を動かした
バーのスタッフでフィリピン出身の昼間少しおしゃべりした
マニラ出身だと言っていた
この島であったスタッフはモルディブ、スリランカ、インド、フィリピン、といったところだろうか
夕方になると皆サッカーウェアに着替えてサッカーをしているのを見た
みな民族や風習や宗教も違うのだろうけれど楽しそうだった
私が生まれ変わるなら
こんな色んな国の人々と一緒に仕事をしてみたいな
ふともう自分が若くはないのだと実感する
この旅行が終わると私は日本語学校で教鞭をとることになっている
まだ何もわからないし不安もあるけれど
やってみよう、やりたいと思ったのだから
この年になると
傷つくのが怖くなる
失敗したり、人にノーと言われたり
若い頃は
それをバネに頑張れた
でも年を取ったぶんだけ
自分のことがよく分かる
悩んで、苦しんで、乗り越えてきたから今がある
傷つきながら
それでも
私は前に進むことをやめない
島を発つ日
スパにいった
インド人のセラピストは私の身体を優しく撫で、鳥がさえずる森の中で
全てをリリースした
私は今日からまた生まれ変わるのだ
現実は厳しい
でも
旅がくれる人生のヒントは
私を次のステージに立つ勇気をくれる
もう少しここに留まりたかったが
船の出る時間が近づいていた



