仁川空港から福岡行きに搭乗する
福岡行きは日本人と韓国人ばかりになり
あぁアジアに戻ってきたと実感する
機内に座ると隣に小学生か中学生くらいの男の子がCAに英語で離陸時の注意事項を説明されている
英語で説明していたので韓国人でもないだろう
その様子は不安そうだった
一人なの?
日本語で声をかけた
彼はびっくりしたような顔をして
自分は中学一年であること
お母さんが日本人でお父さんがルーマニア人
たった一人でルーマニアのおばあちゃんの家に行って仁川経由で帰る途中
だと答えた
そこにまた一人の男性が座った
その男性もその男の子に声をかけた
きみ、一人なの?えらいな
隣に座った男性は香港人だった
日本語が話せるようで二人でなんとかやりとりしている
私は聞き耳をたてていた
男の子は
香港は中国なんですか?
とシビアな説明をしている
イギリスに留学していたという香港人の男性は歴史について説明している
じゃ、中国語と英語と何語が喋れるんですか?僕は英語があまりまだできなくて。。
男性はスペイン語とイタリア語を少し、というと
男の子は嬉しそうに
あ、僕もスペイン語とルーマニア語とスロベニア語を話せます!!
もぅびっくりである
やっぱり語学は遺伝子なんじゃないだろうか、と悲しくなってくる
私なんてこの歳になってもいくら頑張ってもようやく英語、中国語が日常レベルしか話せなくてフランス語に四苦八苦しているのに
13才でたった一人、2回も乗り継いで
彼もすごいが彼のお母さんがすごいな
かわいい子には旅をさせろ!!
なのかもしれない
そんなフライトを終え
福岡空港に降り立った
あったかい。。
ずっと寒いところにいたから
家までは車で15分
飛行機を降りてからわずか45分後には自宅にいる便利さ
だから福岡空港はいい
自宅に帰るとノワがいつものように頭突き、舐め回しの歓迎
これは儀式だ
持ち帰った1985のフィリポナも無事
お土産をとりあえず渡して溜まったお洗濯や掃除はまた明日しよう
パリを出てから間も無く20時間になる
時差を感じたがすごく眠かった
疲れたのと安心感
よかった無事に帰ってこれて
ただいま



