上海蟹は秋の風物詩 | 旅大好きirisのブログ

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上海在住6年を経て2015年春に福岡に帰国したバリバリの九州人…毎日の備忘録。趣味は旅と乗馬と犬の散歩。ワインが好きすぎてソムリエの道に(^^)JSAソムリエ、JSAsake diploma 、日本語講師、色彩検定1級、パーソナルカラーアナリスト

さていただいた上海蟹は
ベランダに頑丈に蓋をし

一晩過ごした



もちろん

今夜食べる!!!


と朝一宣言し


ようは


みんな今日は蟹だから定時で帰って来いと暗に伝える


で…


やはり


鶴の一声ならぬ


蟹の一声



集合~


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相方が器用に蟹を縛っていく

もし失業したら

蟹やさんでもしたら?


くらいの手際の良さである


趣味のヨットのロープワークの応用らしい


しかし

これはオスだが


230gもある


かなりデカイ蟹といえる


上海蟹はメスよりオスが大きく


人によって


メス(母)派

オス(公)派

にわかれる



上海蟹は

中国語で

大闸蟹

というが


この闸の字は

水門を意味する


昔漁師が蟹を取る時、夜竹でできた水門(やな)に灯りをともすと蟹達がそれを目当てに這い上がってきて容易に捕まえたという

また
呉の方言で

闸ZhaはSaといい、これは水煮という意味と同じ発音なので

蟹売りが

「水煮SA蟹」の意味で

DASAXIE大闸蟹

となったとも



今の時期の旬はメスである

メスには卵がありミソと卵のハーモニーはなんともいえないくらい美味い

一緒に黄酒を飲み、生姜を食べると体を冷やさなくて良い

蟹は体を冷やす食べ物だからだ


オスの旬は11月くらいから

寒くなると身がさらに大きく締まって美味しくなる

私の日本の友人は

ボージョレヌーボーの解禁に合わせて毎年上海に遊びにくるが

ちょうどその頃がオスメスどちらも美味しいのを知っている


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蟹6匹は

湯気のたち昇るセイロで20分ほど蒸す

蟹酢は店でもらった

蟹を食べる時は無言になるのがお決まり

みな黙々と蟹から身を剥がす

ミソ以外は正直めんどくさいの一言の上海蟹

お店で剥いてもらわないと嫌という日本人もいるが私は剥いてもらうより自分で剥くのが好き

この蟹を囲んで食べる食卓は上海の秋の風物詩といえる