既に床に就いていた妻を起こさないように、耕介は手早く着替えを済ませて家を出た。

浅間に指定された場所に行けば、立てられた青の中で人が忙しなく動いている。
「あ、八坂さん!」
青の外で待機していたらしい浅間が、耕介の姿に気付いて声を掛けた「連続…みたいですよ」
睡魔は寝室に置いてきた筈だが、疲れは許可無くついてきたらしく、身体が重い。それを無理矢理落とすように耕介は1つ溜め息を吐いた。
「行くか」
まさか部下の前であからさまに振る舞う訳にもいかず、声音に覇気を込めて。
数人を引き連れてシートを潜る。明るく照らされた現場。やはり広がっている赤。そのほぼ中央に3つの肉塊。「またか…」と呟きかけて浅間は言葉を飲み込んだ。
パーツの1つ、美しく伸ばされた髪の下。浅間の視線はそこで止まった「え…」
「浅間?どうかしたのか?」
耕介が肩を叩いても何の反応もしない。生きているのかが疑わしくなる程に浅間は動かない。
「おい、浅間!浅間っ!!」
耕介が耳許で大声を出せば、浅間の身体はゆっくりと遺体の方へ歩みを進める。が、その足取りは何かに憑かれたように覚束ない。
「浅間…?」
同僚達も流石に怪しみ、しかし誰も声を掛けることが出来ずに、ただ浅間の曲がった背を見つめていた。
事件から数日。
捜査は調子良く進んでいた「はぁ!?どういう事だ!」筈だった…
「詳しく説明しろ!」
怒鳴る上司の前で、耕介はただ頭を下げる事しか出来なかった。

「クソっ!ふりだしじゃないか!」
いつも能天気な浅間までも苛立ちを露にしている。無論、耕介とて心中穏やかではなかった。
容疑者の一人、中辻敬太。大学で同じ講義を受けていた美咲に、一方的に想いを寄せていたらしい。何度も告白された美咲が友人に相談を持ちかけた事もしばしば。また、中辻は過去に動物解剖をしていた経験もあるという。今回の事件の遺体と同じように頭部を切り落とし、首から下を縦に真っ二つ。
証言だけを集めれば、犯人は中辻で決まりだった。重要参考人として引っ張ったまでは良かった。
取り調べで中辻は「犯行時刻は居酒屋で飲んでました」と言う。しかも、そのアリバイが立証されてしまったのだ。
いくら動機がしっかりしていても、アリバイが有ってはどうしようもない。
仕方なく中辻を釈放した。

翌日、真夜中に耕介の携帯が突然鳴り響いた。
 
 
いやー
終わっちゃったね…
バースデー…
 
 
なんか余韻が欲しいんで
プレゼント公開しちゃうよIRIS-孤高の華--1064.gif
 
今年は女の子らしい物が多かったなー
って感じです
 
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以上が母からのプレゼントー
 
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んでもって
こっちがY子さんからのプレゼントー
 
 
もぅ…
ありがとです!!!
 
感謝しつつ
大切に使わせていただきます!!!!
 
 
 
 
ではではIRIS-孤高の華--ファイル0064.gif