1.伝えたいことがあるのに



プルルルルル…


虚しくこの静かな部屋に響く機械音。


「…どうして…どうして出てくれないのっ!?」


暗い部屋には月明かりのみが照らし出している。


「…ずっと、ずっと前に言ってくれたじゃないっ!?

なのに…なのにどうして…っ!」


そんなことを言っても意味がないと彼女だってわかっている。


分かっていても心が追い付かない。


頭の中では理解していても、心と比例して体さえもが動かない。


「…好きだって言ってくれたじゃない!


愛おしいって言ってくれたじゃない!


なのに…貴方は私から離れていくのね…」




ピ―…



いつの間にか留守番電話になっていて私が呟いた言葉が何処から入ったのかは検討もつかない。


だけど…これで少しでも彼に私の想いが伝わってくれてら…なんて。







もう、夢物語でしかないのかな…。


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突発的電話ネタ。

お題サイト様に行ってふと目に留まったお題でした。

"恋愛要素"ではなく、友情ネタを探しに迷い込んだはずが結局恋愛(しかも失恋ネタ)。


…なんで私は失恋ネタしか書かないのだろうか…?




お題/ 雲の空耳と独り言+α 様