私には中学2年の娘
Ryoがいます
Ryoが小2の時に離婚……ようやく普通に生活できると思えるようになった小4の秋に悪性リンパ腫(ステージⅣ)と診断されました
何も受け入れられないまま、Ryoへの告知と抗がん剤治療が始まりました
時間は待ってはくれませんでした
どうしてこんなに悲しいことが起こるのか…
考えても、考えてもわからなく、悔しさが込み上げて…悲しみが深くなるばかりでした…
自分を責めました
別れた夫からも責められました
離婚や、すべての選択と決断をしてきた私への罰なら
どうして神様は
その罰を私に与えてくれなかったのだろうか
初めて神様を憎んだのは
この時でした
Ryoが尊敬し憧れていた
16歳の少女の突然の死で
私は再び神様を憎んだ…
Ryoは…今までに見たことのない様子でいます
どう受け止めているのか…
再発への不安…
彼女の死を
自分と重ねて見ているのか…
Ryoの見えない心を思って…私の胸は押し潰されそうになります
Ryoが眠ってから…少女を思い、Ryoを思い…眠れずに泣いています
16歳という短すぎる人生を終えた少女は
自分の病気と
しっかり向き合ってきたからこそ
やりたいこと
やらなきゃいけないことが常に明確だった
だから
いつも輝いていた
16歳を生き抜いた少女
そんな少女から
Ryoは勇気をもらった
少女の生き方の
影響力は大きかったし
全てに説得力があった
Ryo
ママはね…
こう思うんだ
彼女は…たくさんの悲しみや不安に負けず
大きな試練を乗り越えて
『どれだけ生きるのか』
じゃなく
『どう生きるのか』が
大切なんだって
神様を憎んだママに
人生をかけて教えてくれたんだね
たくさんの『ありがとう』を心から贈ろう
悲しいね
さみしいね
でも…
『きっとまた出逢えるよ』
いつかまた
彼女に出逢えた時には…
Ryoだとわかってもらえるように
Ryoのママだとわかってもらえるように
今を精一杯
大切に生きようね
私たちの中で
彼女がずっと輝けるように
心の『光』を持ち続けようね
RyoはRyo
ママはママの
人生を楽しもう