大量の平治せんべいをいただきました。
これがとても素朴な味で
おいしい。
それも、もうこの一袋が最後です。
で、皆さんにご紹介です。

せんべいに入っている
平治せんべいの由来を読みましたが、
なんと悲しい物語です。
今日の今日まで
知らずに食べてました。

阿漕海岸に暮らす貧しい漁師の平治は、
母と妻子4人で暮らしてました。
ある時、母親が風邪を
こじらせて病が重くなりました。
医師にかけるお金もなく
衰弱していく母をみて
いてはいたたまれませんでした。
平治は当時、伊勢神宮ご用の禁漁区から
ヤガラという栄養のある魚を
獲り母に食べさせました。
そのおかげで母の病気は
日増しに良くなりましたが、
禁漁区をおかす者がいると
噂になり、日に日に
取り締まりが厳しくなりました。
それでも、母に与えたいばかりに
禁漁をしました。
ある夜、ついにみつかり逃げ帰りました。
しかしその時平治は海辺に笠を置き忘れ、
これが証拠となり捕えられました。
以前武士だった平治は
潔くいっさいを自供。
役人も平治の思いやりを察しますが、
どうすることもできず、
平治はす巻きにされ
阿漕浦沖に沈められました。
平治せんべいは、
この平治が忘れた笠にかたどって
作られたお菓子です。
何でも食べられる
飽食のこの時代
感謝ですね。
さぁ、今日もがんばっていきましょう。