犬と猫の変形性関節症 | アイリス動物病院__________犬と猫の病気 & 看護師日記

アイリス動物病院__________犬と猫の病気 & 看護師日記

大阪府羽曳野市にある『アイリス動物病院』です。
「犬や猫の病気について」と「看護師日記」を掲載していきます。
大切な家族であるわんちゃん、猫ちゃんが健康で長生きしていくためのお役に立てればと考えています。
是非ご覧下さい。

今回のセミナーで、アメリカの先生から新たなデータが発表されました。


関節炎は、1歳以上の犬の20%にみられて、年齢とともに増加傾向にあります。
これは大型犬の多いアメリカでは考えられることです。

$アイリス動物病院のブログ-犬の変形性関節症


猫ではあまり関節炎に関するデータが無かったのですが、
今回驚く事に、猫では95頭中92頭で、四肢関節(足の関節)または脊椎で関節炎がみられたそうです。
10歳以上ではほぼ100%の子で関節炎がみられています。
集められた猫は平均体重5.15kgであり、日本の猫と比べ大きさはそれほど変わりません。
このデータは日本の猫ちゃんでも同じと考えてもいいかもしれません。

$アイリス動物病院のブログ-猫の変形性関節症


$アイリス動物病院のブログ-猫の変形性関節症 発症年齢



◎高い台に飛び乗ったり、飛び降りていたのが出来なくなった。
◎昔のように軽快に歩かなくなった。

(猫ちゃんは足が痛くてわかりやすく跛行することはあまりありません。)

このような事はありませんか?
歳をとったことだけが原因ではないかもしれません。


一度お家の猫ちゃんを良く観察してみて下さい。

お薬やサプリメント、減量などで、昔みたいにもっと軽快に動ける事が出来るようになるかもしれません。


アイリス動物病院