2019/6/6は芒種になります。芒種を過ぎればいよいよ夏至ですね。

この季節はいよいよ梅雨入りになります。

梅雨に入ると雨天での気象病によるめまいや頭痛、自律神経失調症の症状が強くなる方が多くなりますね。

最近では、耳の中に気圧の変化を感じるセンサーがある事が中部大学の研究で証明されて治療法の開発に注目を集めています。

https://www3.chubu.ac.jp/research/news/24656/

 

当院では天気痛で来院される患者様も多くいらっしゃいますが、天気痛には耳の周囲のツボや頸椎の歪みの矯正、肩のズレの矯正、腕にある耳に繋がるツボなどを刺激します。

治療方針としては、内耳の循環の改善と血流障害や神経圧迫の原因を解消する事を主な目的に、心地よい刺激による自律神経の興奮を鎮静化していきます。

 

耳の中というのは音を聞く以外にも平衡感覚、気圧、特定静電界という生物電気のセンサーや帰巣本能に関係する磁気センサーなど意識していないだけで多様な情報を受け取るセンサーとして働いています。

その部分の循環が悪くなることで様々な不調が起こりますが、原因として顎や頸椎の歪みが多く見られます。

なぜ、顎や頸椎の歪みが耳に影響するのでしょう?

 

ヒトは母親の胎内で受精卵から、系統発生という進化の過程を再び辿りながら成長して生まれてきます。

先祖にはヤツメウナギのような顎のない魚がいました。

http://www.cdb.riken.jp/jp/millennium/cdb_mln_main.html

その先祖からサメのような顎のある魚に進化しました。

http://constrained-evo.org/docs/CDENewsVol2NoS4.pdf

その、顎を獲得してたくさんあったエラが変形していく過程で三半規管他のセンサー類が耳に集約されていきました。

耳の中にある音を伝える耳小骨(つち・きぬた・あぶみ骨)もエラ穴の仕切りが変化したものですし、鎖骨もマグロのカマの骨が変化したものだったりします。

そういった進化の過程でエラだった組織は繋がりが深いのですが、治療ではその繋がりの強い部分の骨の歪みや筋緊張、循環の悪さを治していく事で直接は触れない内耳の部分の問題を治していきます。

また、この繋がりを応用すると顎を引き上げて小顔になるといった事も出来るので治療をしながら美容効果も得られるので女性には自律神経失調症や頭痛の治療は人気です。

梅雨時に調子の悪くなる方は当院まで気軽にご相談くださいね。