∞樹木希林さんの葬儀に行って来ました∞
∞本日、9月30日は、女優<樹木希林>さんの葬儀でした。
∞品川からタクシーで向かったのですが、お寺の前には、既に、ファンの方の長い列が出来ていました。
∞1000人ほど、いらしたそうです。

∞こちらが、一般とファンの方の祭壇で、御焼香が出来るようになっていました。
素敵な笑顔のお写真が飾られていました。

∞<是枝裕和>監督の弔辞を、20分かけて、俳優の<橋爪功>さんが、代読なさいました。
∞<橋爪功>さんの代読は、ドラマのように臨場感溢れる素晴らしいものでした。これほど長い弔辞は、多分、前例がないでしょうね。
実に素晴らしい弔辞でした。
∞<小野ヨーコ>さんのメッセージを<安藤サクラ>さんが、代読なさったのですが、ご主人の<ジョン・レノン>さんと<樹木希林>さんの死を重ね合わせて、<内田裕也>さんの心を労った物でした。文末の「Keiko ❤️Yuuya LOVE 」が、ヨーコさんらしいと思いました。
∞お嬢さんの<内田也哉子>さんの挨拶は、<内田裕也>さんの破天荒ぶりと、<樹木>さんが、まだ<悠木千帆>だった頃に<内田裕也>さんから送られたラブレターが、本棚にこっそりしまってあったのを見つけたことによって、長年の思いが溶解した。というエピソードに、<樹木>さんの<内田裕也>さんへ対する、一途な思いを感じました。
∞<内田裕也>さんは、真っ赤な靴下を履いていらっしゃいました。
葬儀の時も、ロックンロールですね。
∞御返礼は、なんと! 私が先日、ブログやFBで。ご紹介した、「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」でした。
∞この<シンクロ>には、びっくりしましたが、
今にして思えば、裏側にサインまであるのですから、この日の為に、生前からご用意なさっていたのではないか?と思います。
ご家族が、後片付けしやすいようにと、物を持たないシンプルな生活をされていました。

∞最後の作品となってしまった「万引き家族」の中でも、亡くなって、自宅の床下に埋められるシーンがあります。
∞私は、これも、<樹木>さんからの
<私は死に向かっており、やがて土に還ります>という、メッセージだったのではないか? と思うのです。
∞親族だけで、葬儀を済ませ、
本葬では、香典を断り、葬儀も祭壇もシンプルになさり、返礼はあのカードにするということは、生前から、<樹木>さんが、決めていらしたことなのではないかな?って思います。
∞「樹木さん、樹木さんらしい、素晴らしい最期でしたよ! やはりあなたは、最期の最期まで、最高~の女優でしたよ!
今、樹木さんが、生前おっしゃっていた、<死とは普遍的なものになること>という言葉が甦ってきます。
あなたの作品は、これからずっとずっと残り、語り継がれていくのですから。それこそが、普遍的なものだと思います。
片目を失い<全身がん>でありながら、よくぞここまで、頑張って下さいました。本当にありがとうございました。
カンヌ映画祭の最高賞パルムドール受賞は、生涯大女優を貫き通した、樹木さんへの最高の手向けでしたね。お疲れ様でした。ありがとうございました。
どうぞ、孔雀が羽を休めるように、美しく静かにお休み下さい 合掌 レイア 2018.9.30