∞天地響應1∞ | アイリス レイア 徒然なるままに

∞天地響應1∞

∞昨日は、晴海で、作曲家の《松下功》先生の還暦コンサート《天地響應》を拝聴して参りました。


∞《松下功》先生は、偉大な作曲家《黛敏郎》先生に師事し 長野冬季オリンピックのオペラや広島被爆60周年に“祈りの時へ”を公演、平城遷都1300年記念に薬師寺にてオペラ“遣唐使”を公演、日本のメインイベントだけでなく、世界各地でも様々な公演をなさっている素晴らしい作曲家です。
私の敬愛している方のお一人です。


∞作家の《夢枕漠》さんが、今回、素晴らしい祝辞を述べていらっしゃいます。


∞《松下功》さんは、楽器のような方である。肉体でできた楽器。打てば響き、風が吹けば鳴る自然の楽器である。
今回は、和と洋、天と地、空と海
ーこれが呼応しあって、宇宙に鳴り響く。まさしく、会場が巨大な時空と化して、天地が鳴り響く、仏が天から降りてくる。


∞まさに、ドンピシャな表現!
本当にその通りの最高の公演でした。


∞会場入口には《金剛界曼荼羅》が、
ゲストを迎え、圧倒させる。
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∞実に美しい!
現存のものは、もっと渋みがあり、寄れてると思うが...
実はこれ、コンピューターグラフィックなのです!
しかしながら、これは、仏画師の《村瀬信吾》氏が“10年”もの歳月をかけて完成させたものです。あまりの精巧さに ただただ驚くばかりです。素晴らしい!


∞松下先生曰わく、『京都の東寺にある
空海が作った“立体曼荼羅”のように、
音楽と空間設計による《祈りの空間》を形成している』


∞舞台には、東京板橋の《安養院》の《五大如来(五智如来)》が置かれ、
30人の僧侶が声明を唱えました。
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∞声明と共に“散華”が、ひらひらと舞う様は、まるで《極楽浄土》のようでした。有り難くて涙が出ました。
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∞何枚か頂いてきましたので《ご来店の方に差し上げます》

∞《声明》は、お経を唄にしたもので、 実に美しい響きです。《グレゴリオ聖歌》と共通するものがあります。
お寺と教会で聞く違いはありますが、いずれも《聖なる響き》であり浄心されます。最高の癒やしですね。


ー続く