☆鳩のポッポちゃん☆ | アイリス レイア 徒然なるままに

☆鳩のポッポちゃん☆

☆本日、2時30分に《鳩のポッポちゃん》は、荼毘に臥されました。


☆脚に障害がある為に、丈夫で、綺麗な羽を持っていたのに
生まれてから一度も飛ぶことができませんでした。


☆6年間、不自由な体で 生き抜いてきました。
本当に素晴らしいことだと思います。
あんな小さな体で..あっぱれ!です。


☆息子が、今、足が不自由なので、
何だか重なる思いがあります。


☆まだ、二十歳そこそこの息子にとって、生死をさ迷うような 体験や、体に不自由さを持つ体験は、 非常に過酷なことだったと思いますし


☆痛みや苦しみは、
本人にしかわかりません。
私が代わることも出来ないのです。


☆この先、いかなる苦難があろうとも、ポッポちゃんのように《力強く生き抜いて欲しい!》ものです。


☆ポッポちゃんが、
死を通して教えてくれたような気がします。


☆越谷斎場には、
動物の火葬場が併設されています。


☆3年前に、兎のピョン吉が、亡くなった時にお世話になりました。


☆入口に動物慰霊碑《天(そら)へ》という、モニュメントがありました。
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☆まるで、天国へ続いているような階段です。
そこで、ずっと神様にお祈りをしていました。


☆ふと、空を見上げると、一羽の鳥が、 モニュメントの真上を飛んで行きました。


☆私には、ポッポちゃんのように見えました。
『ああ、ポッポちゃん 飛べたんだね。
自由に空を飛んで、 どこへでも行けるね。』
感謝の気持ちで、
胸が一杯になりました。


☆職員さんのお心遣いもあり、頭の骨も体の骨もちゃんと残っていました。
手の掌にすっぽり収まってしまうほど、
それはそれは小さいものでした。


☆『骨壺に頭を入れてあげて下さい』と 言われ、
雪のように真っ白な遺骨を手の掌に乗せると、
なんと軽いことか...

☆私は、この感覚を忘れることはないでしょう。


☆《別れ》は、心が張り裂けるほど、
悲しく辛いものですが、


☆逝く者にとっては、《天界の門が開かれ、新たな門出となる》ことなのです。


☆それは、痛みも苦しみもない、光に満ち溢れ、
喜びとしあわせに包まれたものです。


☆これこそが、神の《祝福》なのです。

☆大切なかたを亡くされた皆さん、
どうぞ、悲しみの中にも “穏やかな光”を感じて下さい。