☆美輪さんの毛皮のマリー☆ | アイリス レイア 徒然なるままに

☆美輪さんの毛皮のマリー☆

皆さん こんにちは
GWは如何ですか?

私は、30日に美輪さんの舞台《毛皮のマリー》を拝見させて頂きました。
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この作品は、寺山修司さんが、美輪さんの為に書き下ろした伝説的名作です。


1967年の初演以来、2001年、及川光博さんとの共演…今回、実に8年ぶりに再演されました!


寺山ワールドは、耽美で妖しい作品が多く、その中に風刺が込められているので…実に楽しみでした。三島由紀夫さんに通ずる所もあって…

物語は…いきなり美輪さんの胸も露わな、入浴シーンから始まって、観客をぐいぐい引き込んでいきました。


男性娼婦のマリーがこんな事を言いました…


『世間の人はあたしのことを 自然じゃないと仰るようね。作り物で神様の意思に逆らっているって。


でも、そういう人に限って、庭に一袋20円の種なんぞ撒き散らし、


それが自然を冒涜していることなど、
露とも思わない。


人生には、自然のままでいいものなんて 一つもありゃしないんだよ』


☆人間は…自分と違っている人を差別したり、さげすんでしまうことがあります。


それは…《自分が“優越”であることに満足する行為にすぎません》


逆に…自分より優れた人に対しては…賞賛ではなく、嫉妬や妬みを持ってしまう事があります。


自分を他人と比べて、劣っているとか、どうせ私なんて…など


今まであなたは、こんな気持ちを持ってしまったことは、ありませんでしたか?

それは全て…《自分の“物差し”を持っているからです》


つまり…いつも“自分を基準”にして、優劣を決めてしまっているのです。


ー続くー