悲しい結果から少し経ち、だいぶ落ち着きました。


あの日は仕事から帰って来たダンナと話しました。

これからのスケジュールやその他諸々。

迷惑かけてごめんね、という私にダンナは言いました。

これは奇跡の続きなんだ、と。


私たちの結婚は遅く、さらに結婚してまもなくガンが発覚。

年は取ってるけど、貯金もない。

私は最愛のワンコを亡くしたばかり。

職場が倒産したり、糖尿病が悪化したり、

何もかも上手くいかず、精神的に追い詰められてばかりいました。

その中で、子供まで諦めなくちゃいけないのか…と2人して落ち込んだのはついこの間のことのようです。


ダメ元で妊活するもガンが再発したり。

気付けば助成金が出ない年齢にまでなってました。

貯金もないのに、限界までやってみようと後先考えず頑張った不妊治療で奇跡的におヒメを授かった。

数%しか起こらない奇跡が起きた。

何事もなく、平和に過ごして、一悶着はあったけれど、

無事出産できた。

おヒメはちょっとゆっくりだけれど、最近は風邪とか引いちゃうけど、

元気に育ってる。

これが奇跡と言わずして何と言うのだ。

子供を持てないと思ってたのに、現実に持ててるだけで幸せなこと。

それだけでいいじゃないかと。


今ガンが再発して悲しいことかもしれないけど、

この早期発見、早期治療で、完治するならば、

健康に対する憂いが取れて良いことじゃないか。

今だからこそ。

おヒメがまだ何もわからない間に治してしまえば。

大きくなってから、心配をかけるようになってから

発覚するよりいいじゃないかと。

健康になって、おヒメの成長が見れるのだから。


そう言って、涙目で声を震わせてダンナは私を諭しました。

いつものほほんとしてるダンナだけに驚きましたが(笑)

そんな風に思ってたんだなって…。


ダンナが言ってることは間違いない。

ホントに奇跡の連続で、大変なことも多いけど、

幸せなのも間違いない。

でもね。

だけどね。

毎回会社の健康診断で尿酸値引っかかってる人には言われたくない、とちょっと思ってしまった私でした。