千葉遠征

ジュニアサッカーワールドチャレンジ2023


フクダ電子スクエア

フクダ電子フィールド


[予選リーグ]

11人制・15分ハーフ


VS 千葉県トレセンU-12

3-1(芝野椿3)


VS バルサアカデミージャパン選抜

0-1


VS 川﨑フロンターレ

1-1(山本蒼)


予選リーグ1位通過


[決勝トーナメントラウンド16]


11人制・20分ハーフ


VS エコノメソッド選抜

0-1


[9位〜16位決定戦]


VS セレッソ大阪U-12

1-3(髙橋)


ベスト16


ジュニアワールドチャレンジ、「チームの強化、個人の育成、世界を知る」をテーマにチャレンジしてもらいました。


結果は海外チームとやる事は叶わずでした。大チャンスを逃してしまいました。コーチの責任です。みんなよく頑張ったと思います。あと一歩届きませんでした。


素晴らしい経験をした4日間、みんなとの物語を綴っていこうと思います。


初日、移動の時、静岡らへんで前も見えなくなるくらいの豪雨。その後、豪雨、晴れ、豪雨を繰り返しました。何とか会場に到着するも試合する場所が、わからず、軽く迷子。笑


ウォーミングアップする場所も間違えて、注意を受ける。アウェーの洗礼というより、コーチがあがってる。笑


そして1試合目は地元の千葉県トレセンが相手。完全アウェーで開始早々は少し硬かったです。会場の応援のほとんどは千葉県の方々、その中でもアイリスの保護者様の拍手や応援は子ども達も本当に頼もしかったと思います。


移動中に午前に試合をしている他ブロックの試合結果(ほとんどの試合がロースコア)、コーチの友達の監督の話を聞いて闘い方を決めました。この予選リーグは11人制・15分ハーフなので先制点が重要。先行逃げ切りを子ども達に伝えました。1試合目、プラン通りすぎて、ここまで思い通りになるとはって感じでした。最後の失点は余計でしたが、大事な予選リーグ初戦を白星スタートとなりました。


時間が空いての2試合目、バルサと同じようなサッカーをするバルサアカデミージャパン選抜との試合となりました。


相手にボールを持たれる展開ですが、ビルドアップを引っかけてカウンターこちらはカウンターから何度もチャンスを作り出すけど得点を奪うことができず、相手のシュート1本に敗戦となりました。力のあるフロンターレ戦を前に予選突破を決めたかったですが、そんなに甘くはなかったです。


これで2日目の予選リーグ最終節に全チームが突破の可能性を残す混戦となりました。2戦終わって、勝ち点がバルサアカデミー4、アイリス3、フロンターレ2、千葉県トレセン1となりました。


2日目、このグループで1番強くて上手い川﨑フロンターレ、ここに全てをかけろと子ども達に伝えました。相手にボールを持たれるのは仕方ない、嫌なエリアに侵入させないことが大切だと伝えました。

この試合が1番観ている人に伝わる試合でした。


他会場の試合を望来コーチに観に行ってもらい、得失点が絡んでくるので、得点が動くたびに奏翔コーチに連絡が入るようにしていました。


前半、回される回される。ボールを持たせてる感覚はなくただボールに走らされる。耐えきれずにあっさり失点。負けたら予選突破はなくなります。前半のうちに追いつきたい。素晴らしい個人の突破からゴール前につながり同点ゴール、前半終了。他会場の方が試合開始が早く千葉県トレセンが2-0で勝ってる。このまま終われば突破が決まる。後半はフロンターレの本気を感じました。個人の技術で圧倒される。ドリブルでもパスでも崩される。こちらは耐えてカウンター。走る、ただ走る、相手をゴール前に侵入させない。泥臭く、粘り強く、闘う。他会場はそのまま2-0終了。もう1点を取りに行く体力、力は残っていない。残り時間、耐えて引き分け狙い。相手の攻撃の鋭さは増すばかり、いつ失点してもおかしくない状況。でも耐える、ギリギリを身体を投げ出して耐える。15分を知らせる時計の音、そこから謎のアディショナルタイムが追加される。ノータイムになってから3分、猛攻にさらされました。最後のCK、相手GKまで出てきて、そこも弾いて無人の相手ゴールへボールも転がり、タイムアップのはずなのに笛がならない。プレーさせる。最後まで守りきりました。フロンターレの選手は勝つしか突破がない状況だったので笛とともに崩れ落ちていました。本気のフロンターレを体感できました。めちゃくちゃ価値のある試合となりました。これを感じるために千葉まで来たんです。


勝ち点43チーム並び、フロンターレが勝ち点3で最下位、アイリスは予選1位通過となりました。失点したらフロンターレが1位、アイリスが最下位でした。サッカーは恐ろしい。今回は喜びの方で良かったですね。1位で上がった事であと1回勝ったらバルセロナと対戦できるところまできました。


1位通過すれば焼肉と子ども達と約束していたのでみんなをご褒美に焼肉に連れて行く事になりました。今回、ホテルは素泊まりにして、食事をつけず食事はお昼も弁当も頼まずでした。松屋、なか卯、王将、弁当屋、ガスト、牛角など全国にあるお店にお世話になりました。今回新たな取り組みでしたが、子ども達は美味しくない、量も少ない、高い弁当よりも、食べやすいうどんやざるそば、作りたてをお店で食べれて好評でした。試合時間に空きがあったり、ホテルが駅近でたくさんお店があったことなどで可能となりました。最終日、朝食はパン派とご飯派に分かれて食べるなど選択させる事もできました。サラダ、野菜類があまりとれなかったのが課題です。遠征でいつもできるわけじゃないけど子ども達が自分で選べるというところは良かったと思います。


3日目、あと1勝したらバルサとできる、こんなチャンスなかなか無い。セレッソ大阪VSバルサの試合結果とこちらの結果次第、アイリスも負けてセレッソ大阪も負けたら1番最悪のアイリスVSセレッソ大阪に実現してしまいました。南津守でいつでもできる試合をフクアリで。お互いに笑うしかない試合。


エコノメソッド選抜は丁寧につないでボールを動かす、バルサアカデミーに近かったです。この試合勝たせないとダメな試合でした。フロンターレ戦に比べて自分達ができることが多い。敗因は様々な事があるとは思いますが、1番は選手を奮い立たす事が出来なかった久保コーチの責任です。大チャンスを逃してしまった。選手にも保護者様にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


セレッソ大阪戦はお互いに良い雰囲気でできました。このあと大阪に帰ったら全日リーグで争う相手ですが、選手同士も顔見知りが多く、コーチ同士もよく情報交換や指導の話をします。街クラブの我々は常に背中を追いかける相手です。残念ながら敗戦で大会を終える事となりました。でもやれることも多くなったし、良いプレーも多く観る事ができました。次は8人制でバチバチの試合ですね。成長した姿を見せれるように。


長々と書いてきましたが、「世界を知る」というテーマは、映像ではなく、自分の目で見て、欲を言えば対戦して感じて欲しかったです。でも準決勝のバルサの試合を見た後、決勝を観るか子ども達に決めさせようと思い、問いかけたら9割の選手が観たいと、学びたいと主張してくれました。あのバルセロナの選手達に負けない選手になる為にこれからどうして行くかが大切です。世界は広いです。この年代で誰しもができない経験をできた事、今後に活かしてもらいたいです。


保護者の皆様、応援、様々なご協力、差し入れ、遠征費の御負担ありがとうございました。おかげさまで子ども達は素晴らしい経験をする事ができました。子ども達と長い夏を走り抜けてきましたが、疲れもピークのはずですが、子ども達と過ごした楽しい時間をブログに書いていると興奮してるのか、この時間になっても頭が冴えています。身体は寝ろって命令していますが。心地よい疲れと充実感とバルサとできなかった大きな悔いとともに眠りにつきたいと思います。本当にありがとうございました。チビリン、ワーチャレ、連れてきてもらってばかりです。全日は子ども達の助けになれるように頑張ります。


このブログを読んでおられるアイリスの全ての保護者様、長い夏休み、お子様のサポート、本当にありがとうございました。おかげさまで子ども達は大好きなサッカーに夢中になる事ができました。この場をお借りして、ジュニアの監督として感謝申し上げます。


久保