痛みには

随分時間が経った頃気がついた。

あの時は
それを冷静に感じられる程の余裕なんて

なかったから…。



だから今になって痛むものの実体はない。

何かに囚われて、その何かに
時には慰められて…。




そうした中で生きる今は

鈍く光る。



土にまみれた隙間から、

いつかの輝きを零しながら。。。