こんばんわ☆


今日の作品は少し前に

書いたものですが

気に入っています。


ちょっと気だるい感じで

『僕らは愛し合う以外に選択肢はない』

という男性(笑)目線で書いてます。


御覧になってみてください♪















『幻』




今 僕の目にかかった 幻


時を 刻むことだけで 救えるの?



あの日 君に出会ったのは

間違いじゃないと言えたなら

耳をふさぐこの両手で

抱きしめたい



きっと僕らは


ずれた時間の 隙間の底


彷徨い続ける


それしか出来ない




今 僕に許される 現実


ここで 息をするだけで 守れるの?



あの日 君を閉じ込めたら

愛してくれたのだろうか

目をふさいだこの両手は

無を かすめた



きっと僕らは 


錆びた感覚 取り戻せない


お互いの傷を


舐め合う事だけ




あの日 君に出会ったのは

間違いじゃないと言えたなら

君の名を呼ぶこの唇

口づけたい




きっと僕らは


永遠の幻に抱かれて


誰も知らない 世界に溶けてく



きっと僕らは 

それしか出来ない・・・