最近、なんだか疲れてるな…。
そんなふうに感じていた私が、ふと思い出したのが「ずっと気になっていた国」――スリランカでした。
いつか行ってみたいと心の奥で思い続けていた場所。
そんなスリランカへ、ついに念願かなって旅立つことになったのです。
何かに呼ばれるようにして来たこの旅。
入念に準備をして訪れたはずなのに、いざ到着すると――
「ただここにいるだけで、心も体もふっと緩む」
そんな不思議な感覚に包まれました。
空気、風、匂い、人の声。
どれもがどこか懐かしくて、初めてなのに「帰ってきた」ような気がしたんです。
そのときふと気づいたのが、
「あ、私って“波”なんだ」という感覚。
私たちの存在は、量子レベルでは波であり粒でもある――そんな話をどこかで聞いたことがある人も多いかもしれません。
でも今回、それを頭で理解するのではなく、体で感じる瞬間が訪れました。
スリランカの旅では、綿密に立てた予定があっさり崩れたり、逆に偶然の出会いや出来事がどんどん導かれてきたり。
その流れはまるで、波に身をまかせるような心地よさでした。
予定通りじゃないのに、すべてがベストなタイミングで運ばれていく。まるで“見えない何か”が導いてくれているような感覚でした。
移動の際にはドライバーさんにお願いしていたのですが、このスリランカ人の方が、なんと日本人よりも日本人らしい細やかな気遣いのある方で…。
その優しさや親切心に触れるたびに、魂が震えるような感動がこみ上げてきました。
正直なところ、どの観光地よりも、そのドライバーさんとの出会いが一番心に残っています。
そして、気づいたのです。
私たちは、思考や感情によって、自分の波動=波の形を変えているということを。
「大好き!」「悔しい!」「なんで私だけ?」といった強い感情が続くと、その波は重く、乱れていきます。
波動が重くなれば、自然と重たい現実――トラブルや不調和を引き寄せやすくなる。
でも逆に、感謝や喜び、小さなワクワクを感じているときは、波は軽く、なめらかに広がっていきます。
そんな軽やかな波に乗っていると、不思議と物事もうまく流れ、出会う人もタイミングもぴったり合ってくるんです。
つまり、「今、自分がどんな波を出しているか?」に意識を向けるだけで、現実はどんどん変わっていくということ。
嫌なことが起きた時も、それに飲み込まれず、さらっと受け流す。
重たい感情にとどまらず、なるべく軽くいようと心がける。
それだけで、人生はぐっと生きやすくなるのかもしれません。
人生は、波に乗る旅。
どんな波がきても、自分のリズムで、軽やかに。
そうすればきっと、あなたらしい現実が、ちゃんと目の前にあらわれてくれます。