なぜ「今」にいられないのか?
最近、「今にいましょう」「今にあることが大切です」といった言葉をよく耳にします。
「今に生きること」は、スピリチュアルの世界でも一つのムーブメントのようになっていますよね。
「過去でも未来でもなく、“今”にいて、“今”を最高に生きれば、そこから自然と最高の未来が創造される」
——私もセッションの中で何度もお伝えしてきたことです。
でも、実際には「今にいられない」「気がつくと過去や未来に心が飛んでいる」と感じる方がとても多いのではないでしょうか。
それはきっと、ただの思考のクセではなく、過去の傷や後悔、罪悪感——あるいはもっと深いところ、前世の記憶などに根ざしていることもあるかもしれません。
心に残る傷痕が、知らぬ間に「恐れ」となって、未来への不安の種となって根づいていることがあります。
すると、心は振り子のように過去や未来を行ったり来たりして、「目の前の今」にとどまることが難しくなってしまうのです。
今この瞬間に見えている現実に、過去の痛みや未来の不安が重なって投影されると、
心はますます重くなり、「今にいられない自分」を責める——そのこと自体が、またひとつの重荷になってしまいます。
でも、本当に必要なのは、そんな「今にいない自分」に気づくこと、
そして「今にいたいと願っている自分のやさしさ」に気づいてあげることです。
「今、過去の記憶にとらわれていたな」
「今、未来への不安に包まれていたな」
そう気づいたその一瞬が、“今に戻る”ということなのです。
私たちは、完璧に「今」に居続けることなんてできません。
でも、「気づくたびに戻ってくる」。
それが、「今ここ」に生きるということなのだと思います。
“今”を生きることは、「頑張ること」ではありません。
それは、呼吸のように自然でやさしい“戻る動作”です。
“今”という場所は、努力してたどり着く特別な場所ではありません。
迷ったり立ち止まったりしながらでも、ふと気づけば、いつでも帰ってこれる場所です。
誰にでもある、不完全な毎日の中で——
だからこそ、「気づいて戻る」その小さな一歩が、何より大切なのかもしれません。
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