私自身とある国内メーカーの下着ショップで一時期働いていました。

 

 

 

その時のことですが、スタッフ間で私がインポートもの(海外ランジェリー)が好きだと話していると、60代ぐらいの女性スタッフの方が「でも機能は日本でしょ」と仰いました。

 

めっちゃ違和感!!

 

その言葉に、日本の下着への認識が狭いことを感じました。

 

 

 

そもそも、機能、って言葉に限定された意味はないです。

 

彼女が言っているのはおそらく「寄せて上げる」つまりワイヤーや長いボーンが入っていて支える、または脇高設計で胸まわりのお肉を真ん中に集めること。

 

それが日本人の多くの下着への認識であり、また求めているものなのだと思います。そしてそれを求めるのはあるいは他を知らないからという人もいるでしょう。

 

 

今でこそ若年層をはじめ幅広く求められつつあるのは

ノンワイヤーだったり、ラクさや、サイズの許容範囲が広く、サイズ判断が容易であることだったりもしますが、

 

大手国内メーカーの長年の顧客様やベテラン販売員からすると、目指すは「寄せて上げる」の場合が多いのだろうと思います。

 

 

海外のものはペラペラでしょと言われがちですが、「機能」という言葉は本来様々な見方を包含するものであるはずです。

 

 

たとえば、インポート好きには有名なRitratti(Italy)のStar cup braがあります。ハリウッドスター達がドレス等の下に着用したことからこの名がついたそうです。

 

その由来通り、ファッション好きの方には取り入れやすいアイテムです。

 

カップ面積が最低限なので胸元が開いた服にもブラが見えずに着ることができ、

さらに透け感の強いトップスには透かして見せる着方もスタイリッシュで人気があります。

私も大好きでよくやります☺️

 

またストラップは入れ替えてバッククロスにもできますし、

センターの開いた服から真ん中のワイヤー部分だけ見えても、下着っぽく見えずスタイリッシュに着ることができます。

 

 

しかしこんなに面積が小さいのに、ワイヤーでバストはしっかり支えてくれて、

不思議と丸みを綺麗に出してくれる(ボリューム感などによりシルエットには個人差あり)点と唯一無二のデザインに病み付きになる方が多いです。

 

 

Star cup bra /Ritratti

 

これ全部、「機能」ですよね?

 

 

あるいはボリュームがなくて寄せ上げブラでもしっくりこなかったスリムな体型が、

ノンパテッドノンワイヤー(パッドとワイヤーがないブラジャー)の、一枚レースをのせて一気に魅力的に映るのも、機能ですよね?

 

 

また日本の多くのものと似た形で寄せ上げが綺麗にできる使い勝手の良いブラも、インポートにも存在します。

 

 

ただ脇高のものってあまり見ない気がします。

一つには美的感覚だと思います。

 

インポートを扱うショップがオリジナルで出している補正下着だったり、インポートランジェリーの中でも補正扱いできるようなものもありますが、

脇高にして面で抑え込むというよりかはサイド、バックは標準的な幅感で、構造によりお肉を収めていくといった印象があります。

 

 

作っているお店の方はやはりそっちの方が可愛いしね、と仰られたりします。バックが広くてホックを何段にもしなくても、デザインはザ・ブラジャーの可愛いまま、集めてふっくら持ち上げられたら嬉しいですよね。

 

 

*私自身ボリュームがある方ではないし出産や加齢を経験していないのであれですが、場面に応じて脇高が身体や心にフィットすることも勿論あると思います。

 

 

Chasney Beauty(Australia)

 

 

サイズ感ですが、パッと見日本製のものと似たようなパッドワイヤー入りブラでも、

 

日本は「ブラに身体を合わせる」、

たとえばイタリアのものだと「ブラが体に合わせてくれる」余白があるといったイメージ

という話をあるショップの方に聞いたことがあります。

 

 

現にサイズ展開は日本に比べてだいぶ大まかに設定されていて、しかしだからといって曖昧で合わない、ということでもありません。

 

サイズが細かく設定されていて且つ一つ変わるとハマらないところが出てくる国産のものと比べると、

ブラの中に固めるというよりおおらかに胸を支えてくれる感覚があります。

 

ワイヤーで支えられるので下垂の心配もありません。

 

 

たとえばイタリアではサイズを1、2、3(あるいは4以上)で表記することが多く、

そのパターンの中に日本のアンダー65〜75、カップで大体B〜Eあたりまで包括できる感覚です。

 

アンダーはお直しによって合わせていくお店も多くあります。

 

 

先のショップの方に聞いた興味深いお話では、そういったブラは生活の中でバストが動いても国産のもののようにお肉がはみ出したままにならないような作りということでした。

 

バストが動いてもまた自然と戻ってくることができるということで、器の深さのようなものを感じました。

 

 

海外のランジェリーに関しては、考え方の違いと肉質の違いなどもありますので、合う、合わないは人それぞれです。

しかし様々な生活、ファッションの場面で役に立ってくれる「機能」が沢山あります。

 

 

だから画一的に言葉を使わないでほしいです。下着、ランジェリーにも、日本語にも失礼です!

その中で選ぶのは自由ですが、知ることは大事だと思います。

 

 

。。。

追記 久々に読んでみたら怒りすぎですね😃

   悔しかったんでしょうね笑