カープが優勝した!
ついに!
ついに!!
ついに!!!
前回の優勝から、
25年ぶり、四半世紀ぶり。
四半世紀ってあんた・・・
その月日を想像しただけで、
泣ける。。
でも、
カープがいかにすごいとか、
今年の躍進が感動的とかは、
私よりも熱狂的なファンの方に
お譲りするとして、
私は、
上京した今感じる地元広島のこと、
25年の月日について感じたことを
書きたいなと思います。
(かなりワタクシゴトとなります。)
・
前回優勝の25年前、
私は当時中学生だった。
学校帰りにみんなで
球場に観戦に行ったり、
選手の追っかけをしたり、
そんな毎日を送っていた。
そこから25年、
自分の人生に25年もの月日が
流れただなんて、
まったくもって実感がないのだけれど、
上京して、
はたらいて、
妻となり、
母となり、
確実にいつの間にか25年経っていた。
カープにとっての25年は
長かったかもしれない。
でも私にとっての25年は
本当にあっという間だった。
特に、
就職で上京してからの15年は、
仕事が忙しい、忙しいといっている間に
すさまじい速さで過ぎていった。
・
上京して15年、
広島のことを忘れたことは一時もない。
特に、
独身でただただ仕事しかなかった私は、
仕事にも、東京にも
自分のアイデンティティーを見つけられず、
いつか広島に帰りたい、帰りたいと
いつも後ろ髪をひかれるようだった。
(学生時代、
いつも友人と待ち合わせをした場所)
・
でもね、22歳のときに、
就職で上京しようと決めた私は、
広島では
やりたいことを何も見つけられず、
学生の4年間では
やりたいことを何も見つけられず、
住む場所を、
生きる場所を変えることで、
何かが見つかると信じて、
夢いっぱいで上京した。
結果、
会社には一流大学を卒業した
同期も先輩もたくさんいて
机を並べて仕事したし、
マスコミでも話題の都内の
遊びスポットにいつでも
行ける環境になった。
でも私自身が
優秀になったわけでも、
流行を作りだしたわけでもなかった。
一発奮起で上京をして、
身を置く環境は変わったものの、
私自身は何もかわっていなかった。
広島にいたときと同じ、
アイデンティティーもない、
やりたいことも特にない
そんな人間のままだった。
広島での楽しかった
家族との生活、
友人との時間、
それらを広島に置いてきた。
その未練しかない20代だった。
・
そして30代、
生涯の趣味となる茶道と出会い、
夫と出会い、
息子が産まれ、
母となる中で、
はたらき方や
パートナーシップを模索する中、
今住んでいる地元日野で、
少しずつ少しずつ根をのばし、
自分のアイデンティティーや
やりたいことが
ようやくようやく見えてきた。
何かを求めて上京してから
15年、そういう意味では
長い15年だったのかもしれない。
でも、
15年間で
私は本当に変わった。
東京にいながら
広島に未練を感じる
中途半端な私じゃなく、
「今いる場所にきちんと立てる」
そんな私になった。
それはすなわち、
広島時代、東京へ何かを求めた私や
上京後、広島に未練を感じた私とは
さよならをして、
自分ではない何か、
ここではない何処かではなく、
きちんと自分に、
今いる場所に、
集中できる私に
ようやくなったということだった。
・
私が住むまち、東京・日野。
私は
今この場所に、
この時代に、
きちんと立てている。
ここには私の大事な
「暮らし」もあるし、
「はたらく」もある。
当時、
広島にある「暮らし」を投げうって、
東京に「はたらく」だけを
求めて上京した私、
苦しかったと思う。
ごめんね、
そしてありがとうと言いたい。
でもあの苦しかった
20代があるから、
今がある。
何年か先、また笑顔で
後ろを振り向けるように
5年、10年と
毎日を一生懸命に
生きていきたい。
カープ優勝から一夜明けて、
2016/09/11 イリコ
■スズキイリコ 現在ご提供中のメニュー
○パートナーシップとはたらき方 の個人セッションはこちら
「はたらく母のためのパートナ⁻シップを整える」個人セッション
料金:7000円 ⇒ 4000円 (キャンペーン価格)
○パートナーシップに関するセミナーはこちら
10月2日日 9:30~12:00 渋谷開催