一喜一憂…

私いつまでコレに振り回されるんだろう。
今回は物凄く長文になりそうです。

前回の続きを…と思ったのですが、
先日私が一喜一憂したお話を書きます。

受験を控えた、中3三学期。
明日は最期の模試がある日。

正月休み前の三者面談で息子は、
《休み明けの模試は受けたい》
しっかりとした口調でそう担任に話しました。

1年間、授業を受けていないけれど、コツコツと自分なりに受験勉強をしている息子。
自分の実力を確かめたかったのでしょうか、3年生になり受ける最初で最期の模試です。

真面目な性格なので自分で受けると言ったからには受けるのだろうと思っていたので、朝早く起きる練習と朝食をとる練習を数日前からしていました。そして試験前日、朝もちゃんと起きて朝食も少しとりました。夕方、仕事から帰ると息子の顔に覇気がありません。嫌な予感を感じながら夕食の時間になり、食卓につくと息子はすぐにコタツで寝てしまいました。

しばらくして起きると頭が痛い、食べられない、と部屋に戻りまた寝てしまいました。     
モヤモヤとした気持ちのまま、私はお風呂に入り、落ち込むな落ち込むなと自分に言い聞かせますが…あ~やっぱりまた明日も欠席なんだろうな。どうせ行かないんだろうな…。

まだ行かないと、決まったわけじゃないのにこの憂鬱感。

駄目だ!私がこんなんでどうする!!
と、今の気持ちを分析する事にしました。

《なぜ モヤモヤしているか》
→自分で行くと言ったのに休みそうだから。
《なぜ休むと駄目なのか》
→行くと言っておいて行かないのは嘘、裏切りになるから。しかも最期の模試。
《なぜ裏切られた気持ちになるのか》
→行くと言った事が嬉しくて期待したから。
《では学校に行くと良い事は何か?》
→今の実力がわかる。本番のようにお昼を挟む長い時間を過ごす練習が出来る。先生に嘘をつかなかった。
《では休んでも良い事があるなら何か?》
→嫌な場所に行かなくていい。試験を受けなくていい。明日は雨なので服が濡れなくて済む。家にいて安心して過ごせる。私が学校まで送らなくてよくなる。迎えにも行かなくていい。

良いことは探せばある!
自分を説得するように心に落とし込み、お風呂場から出て寝室に入ると、部屋で寝ていた息子が起きて寝室に来ました。気まずそうな顔です。私のモヤモヤを感じとったのでしょう。少しでも和むようにと、さっき考えた明日学校へ行くメリットと行かないメリットの話をしてみました。息子は《行かないメリットが単純すぎ》と笑っています。リラックスした様なので《明日は起こす?自分で起きる?》と聞いてみました。
息子は《起こして、7時15分頃でいいよ、お休み》と自分の部屋に戻って行きました。

良かった、ちゃんと行くんだ、やった!
そう喜びその日は寝ました。

試験の日の朝、時間になり息子を起こすと顔つきも良く、朝食も少しとりました。
が、またコタツに横になる息子。
登校する生徒と会わないようにギリギリに出発するつもりで、会社にも遅れますと言ってあったので、時間いっぱいになるまで待ちます。

時間ないよ…着替えしたら…と声をかけても無視です。
行くの?行かないの?と聞いても無視です。
本当は茶ぶ台を(ノ-_-)ノひっくり返したい気持ちを抑えて、もう1度聞きますが無視、と思ったら小さな声で休む…
そう言って立ち上がり部屋へ行こうとする息子に《待ちなさい、休むならきちんと目を見ていいなさい》と私。
息子は睨みながら《はら痛いからトイレに行くんだよ》と強い口調で返され、ついに私はキレ、《漏らしてもいい、ちゃんと言え》と何とも大人気ない言葉を言ってしまいます。親失格。毒親。駄目親。

やっぱり、結局、ほらね、休むメリットなんて考えて誤魔化そうとしていても納得してなかったのは私です。休んで欲しくなかったのです。試験を受けて欲しかったのです。

仕事をする気になれませんでしたが、時間なので出ようと玄関へ行くとトイレから息子が出てきました。私は《休むならそれなりの1日を過ごしなさい》と更に強く言いますが、無視。《無視?》と私が言うと
《酷くね?漏らせとか》と息子。
そのまま家を出て来てしまいました。

不登校から1年、今月受験。
何とか頑張ってこの受験、合格させたい!
ここまで来たのに…台無し。

通勤の車の中で声が枯れるほどわめきにわめいて会社に行きました。
もう頭痛が止まりません。薬を飲んでも飲んでも治りません。
でも、
やっぱりあれは私が悪い。
行かなくてもメリットはある、だから行かなくてもいいんだよね!そう言って、自学頑張ろうねと言って出てくれば良かったのです。

謝らなければ駄目だと本気で思いました。
実は1年前、不登校になるちょっと前、私は息子と掴み合いの喧嘩をしました。息子の態度が気に障り注意した事が原因でしたが、後で謝りに来た息子を許せず無視してしまいました。
それから暫くして不登校になりました。

親子関係は最悪でした。
その事が脳裏によみがえります。
息子の行動は、確かに私をモヤモヤさせましたが、息子だって1日登校だなんて凄いプレッシャーだったと理解できます。
本番頑張れたらそれで良し!それだけです。

1年前に戻るのは絶対に嫌です。
素直に謝りたいと思いました。
会社の帰りにミスドを買って帰りました。
甘いもので仲直り作戦です。

家に帰り、息子に謝りました。
《朝の言葉はご免なさい》
そう言うと息子は、
《朝は気になったけど今は気にしてないよ》
私より大人です。反省です。
ミスド買ってきたよと言うと、
《はら痛いからオレいらない》
食べてもらえませんでした。
ドーナツは娘が3つたいらげて
私の一喜一憂は終わりました。

不登校になったばかりの頃、
保健室の先生にしょっちゅう電話で相談して、
《お母さん一喜一憂しないで下さい
気持ちが持ちませんよ》
そう、言われたものです。
先生、わかっておりますが難しいです。
長々とありがとうございました
m(_ _)m