こんにちは！

道場です。

子供の腰痛で腰椎分離症という腰骨の疲労骨折がよくみられます。

私自身もこの怪我を高校一年時に患い、半年サッカーできなかった辛い経験があります。

1人でも腰椎分離症にならないため、早期発見に繋がってほしいと強い思いで書きます。

■腰椎分離症とは？？

・腰骨の疲労骨折です。

・スポーツをやっている10代の中高生に多い

・特に回旋動作のスポーツで多く、金属疲労を起こして発症する

・腰椎分離症初期はレントゲン撮影のみでは発見することは困難。→だから見逃されやすい。

・ MRI撮影が必須。CT撮影も行う事あり

・程度によっては長期間休む怪我(3〜6ヶ月)

・酷い場合骨がくっつかないことも、、

■どんな症状の時に MRI撮影がある整形外科を受診すれば良いか？

・腰を反らすと痛み、回旋動作痛

・2週間以上続く子供の腰痛

・授業中など座ってるのが痛み、体育座りで痛み

・足の痺れや痛みある場合→他の疾患も考えられるのですぐに行くべき

腰椎分離症には３つ病期があります。

■初期

腰椎の椎弓部分に少しヒビが入った状態

硬性コルセット着用、安静、リハビリを行えば骨癒合率94%

骨癒合期間は平均3.2ヶ月

■進行期

ヒビが悪化して亀裂の拡大

MRIにて炎症所見がある場合癒合率64%

骨癒合期間平均5.4ヶ月

MRIにて炎症所見のない場合癒合率27%

骨癒合期間平均5.7ヶ月

スポーツ復帰までに役6ヶ月かかる上に骨がくっつかない可能性もあり

■終末期

完全に骨が分離して2度とくっつかなくなる。

骨癒合率0%

両側分離してしまうと腰椎分離すべり症になる危険あり

この段階での痛みは骨折の痛みではなく、分離した箇所に水が溜まり滑膜炎による痛み

施術や鍼治療で炎症を抑える。酷い場合は整形外科にてブロック注射や薬の服用も。

この段階の場合、コルセットして安静にしても骨がくっつかないので、柔軟性の確保や筋力トレーニング、腰痛予防エクササイズを行い痛みと付き合いながらプレーになる。

上記のことから

腰椎分離症は発見が遅くなるにつれて骨がくっつきずらくなる。

早期発見、早期治療が鍵。

そのためにも早い段階で MRI撮影で精査を行いスポーツドクターに診察してもらうことが重要です。

高校時代の私は最初レントゲンのみで異常なしと言われサッカーを継続。徐々に悪化し休んだりやったりの繰り返し。

3ヶ月後にスポーツドクター受診し MRI撮影で腰椎分離症と診断。そこから3ヶ月リハビリを行い復帰した為約半年の離脱を行いました。

早期発見、早期治療がとても重要な怪我です。

みなさんには長期離脱になって欲しくない為、子供の腰痛でお悩みの方は一度ご相談ください。

参考文献

腰椎分離症　西良浩一医師

子供腰痛 要注意！！ 腰椎分離症について