赤ちゃんの足の付け根 股間節脱臼を見逃さない!! 発育性股関節形成不全 DDH
40代以上女性の変形性股関節症により歩けなくなり、股関節手術する方を減らしたいと日々活動しております。そのためには、赤ちゃんの股関節脱臼を減らすことが重要だなと思いました。
先日のSMAPセミナーで皆様にお伝えしたい事の一つ。赤ちゃんの股関節が脱臼する「先天性股関節脱臼」があります。おむつの当て方や抱っこの仕方など、生後の生活習慣も発症の要因となるため病名が見直され、今では「発育性股関節形成不全(Devepolmental Dysplasia of the Hip joint:DDH)」と呼ばれるようになっています。
■早期発見されないとどうなる?
手術になり子どもへの負担が大きくなったり、大人になり #臼蓋形成不全 になり股関節の痛みに悩まされたり、#変形性股関節症 になり歩けなくなり手術になるリスクが高くなります。当院でも40歳以上の女性で股関節痛に悩まれる方の来院が多いです。
■今 何が問題になっているの?
生後数ヶ月で行われる検診を受けていても、見逃されてるケースがあると言うことです。直近10年間の重傷者の内、1割近くが検診を経ても1歳まで病気が見過ごされていたという報告もあります。見過ごされる原因の一つには、レントゲン検査では骨しか抽出できず軟骨の多い赤ちゃんでは判断が難しいことがあります。
■見逃しを減らすには?
#超音波エコー で検査してもらえる医療機関を受診することです。超音波エコーは、軟骨成分も比較的抽出が可能で見逃しを減らすことが可能です。
■超音波検査をお勧めするする症状
① おむつ交換の時に、足の開きが悪い、ぽきぽき音がする。
② 1か月、4か月健診で「股関節が硬い」と言われた。
③ 足の長さに左右差がある
④ 太もものしわに左右差がある
⑤ 血のつながった方に股関節の異常を指摘されたことがある。
(⑥ 冬生まれの女の子)
お知らせ|坂田整形外科リハビリテーション より引用
■どこの病院がいいの?
私も詳しくわかりませんがセミナーして頂いたドクターは
・橘田(キツタ)綾菜医師 東京女子医科大学 八千代医療センター
・西須(さいす)孝医師 千葉こどもとおとなの整形外科
です。詳細は病院にお問い合わせください。
「発育性股関節形成不全」「超音波エコー検診」などで検索頂いてもいいと思います。
■ご参考
動画
あかちゃんの股関節脱臼の「早期発見のポイント」と「予防の為の注意点」