世界のレゲエ事情(長文注意) | IRIEWEBのブログ

世界のレゲエ事情(長文注意)

インターネットのレゲエ事情はなんか凄いことになっております。

日本のJASRACや権利主義が情けなくなるな。。。

MySpaceのように無料でアーティストの楽曲が聞けるようになっていますが、6曲までとか規制がおおく無料ダウンロードはできません。またアマチュアアーティストにPCの知識が乏しく自分でマイスペースを利用できる環境も整っていないのが現状。

そして、ジャパレゲのブレイクで方向性も流行向き。

マイスペースで海外無名Riddimメーカーとメッセージの交換をしてたら、世界のレゲエは物凄く広く寛大なことを痛感させられました。。。

2つの注目サイトをご紹介。(海外サイトなので全部英語&携帯は不可)

1つ目

「Versionist!」 http://versionist.com/
これはタイトル通りバージョン(Riddim)制作者が集まるコミュニティで、各Version Artistが自分の作ったRiddimやDubWiseをアップロードして、無料ダウンロードできるサイトです。Riddimだけじゃなくて歌ものや Dubplateなど色んな物が無料で手にできます。またアーティスト側は、有料でダウンロード販売することも可能です。

2つ目

「reggaedubwise.com」 http://www.reggaedubwise.com/
これも同じシステムでDUBWISEアーティストやRiddimメーカーが集結。無料・有料のダウンロードが可能。

2つとも共通して言えることは、うまいへたではなくて作ったものを積極的に配布してPRしたり、無名であっても自由に作品を発表する場が用意されている事にある。

サイト側の収益方法も面白い。

その収益方法は「寄付」。
アーティスト側は無償でPRできる場を得、一般ユーザーはタダで数万曲のダウンロードができる。その代わり、自由意志でサイトに「寄付」することができる 機能を用意している。そして寄付したユーザーの名前と金額が表示されている(笑)ReggaeDubwise.comの場合は一日の寄付目標まで掲げてあ り、どうやら150ドルが一日の目標らしい。(約13000円)それが達成できることがまた凄い。(今日が現時点で183ドル!!!)

英語圏以外の様々な国の人が参加しているのもびっくりさせる。イラクやインド、中国、聞いた事の無い国の人までレゲエしている。

では、日本の現状はどうだろうか?

まず最初に絡むのが著作権。JASRACに申請しないとアーティストは収入にならない。申請すると費用が掛かるため、多くの新人アーティストは申請をせ ず、また著作意識が低いためジャマ版7インチのVersionをそのままRiddimとして利用したMixCDを販売してたりする。

ジャマイカでは著作権意識が低いため、例えそれを使ったとしても訴えられることは少ない(実際はあります)が、日本ではコンピなどの日本版で発売された段 階でほとんどの場合レコード会社が権利を持つことになる。このへんをJASRACが目をつけたら・・・・・。そりゃ恐ろしいことになります。レゲエの文化 を覆すような・・・・・。

そして圧倒的にアーティストの発表の場が「現場」のみに集中している。

いい曲を持っていても知らせる方法がない。

「ダウンロード販売」と言う方法はあるが、さて無名のアーティストの一部(30秒)を聞いて一般人は買おうと思うのか?

現場でシンガーやDeejayがラバダブしたとき、全く聞いた事のない曲よりもCD化や7インチ化されて何度も聞いた曲の方がアガると思わないだろうか?

だとしたらアーティストはどんどん曲を公開してみんなに聞いてもらうことが、知名度を上げる一番の近道のように思える。そして一般ユーザーも簡単に「応援 したいアーティスト」を見つけることができるようになり、流行やプロモーションに流されないで「本当」の自分の好きな音楽にめぐり合える気がする。

日本人の長所&短所。「流行にながされ、同一方向に向く」しかしこの状態では確実にその幅は広がらない。

「無名のアーティストが自由に発表できる場」そして「RiddimメーカーがアーティストにRiddimを提供できる場」そんなサイトを作りたいと思ってしまった。

上記海外サイトで使用されているそのソフトウエアを発見。試しに試用版を設置してみた。出来た。しかし実際に運用を始めるには数十万の費用と参加してくれ るアーティスト、そしてそのアーティストを支えるファンが必要だ。寄付文化の無い日本では無理なのかなぁ~っと。数十万の投資と数万の月維持費が無理そう で二の足を踏んでいる(笑)