お久しぶりです

相変わらず更新遅くてすいません

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直樹たちの所へ琴子が戻ると、当然驚かれ、事情を説明すると『ママらしいや!』『本当にお前は…』などと笑われた。
琴子はビンゴ大会の司会をすることになった。

「皆さんお待ちかね、ビンゴ大会を始めまーす。」

子供たちの歓声が上がる。

「みんなはビンゴカードを取りに来てください。また、まだビンゴゲームを出来ない子はお母さんやお父さんとしてくださいね。」
「「「はーい!」」」

元気のいい返事が帰ってくる。
景品は豪華な物ばかり。
パンダイの新作ゲームや、商品券や、お菓子が並んでいた。
因みに入江家は琴美と大樹がビンゴの景品を貰っていた。
他のみんなは参加賞のお菓子。
ビンゴ大会が終わり、みんなで楽しんでいた時の事だった。
キャーッ!
いきなり叫び声が聞こえた。

「由香里!由香里!」

元A組の鈴木香里の傍には子供が倒れていた。鈴木香里は必死に子供を揺する。

「動かすな!」

直樹が下の子供を直子と琴樹に預けると駆け寄った。

「入江君!由香里は!?大丈夫なの!?」

鈴木は興奮状態になって泣き崩れている。

「入江君!どんな状態!?」

琴子も駆け付けた。

「走るな!」
「ごめん、でも今はそんなことを言ってる場合じゃないでしょ!」

直樹の怒鳴り声に周りは一瞬寒さを覚えた。

「脈がかなり弱い!」
「分かった。誰か救急車呼んで!入江君、処置できそう?」

琴子がみんなに呼びかける。

「…鈴木、倒れる前はどんな状態だった?」
「わかんない…わかんないよ…凄く元気で…今日のこと…凄く楽しみにしてたの…」

興奮状態の鈴木を琴子は慰めながら聞いた。

「鈴木さん、大丈夫だから落ち着いて。アレルギーとか特病とかは持ってないの?」
「ア、アレルギーは、エビよ。でも、でも、小さいものなら、大丈夫なの…それに、海老天は食べないように言ったから…」
「入江君、海老がアレルギーなんだけど、もしかして、メロンに当たったのかな!?アナフィラキシーショック!?」

由香里の持っていた皿にはメロンの皮があった。
エビアレルギーの場合、成分が似ているメロンなども反応が出たりする。

「かもな。鈴木、薬あるか?アレルギーの。」
「う、うん。」

鈴木は震える手で鞄の中を探り、震える手で直樹に渡した。

「パパ、水よ!」

直子が水を持ってきた。

「直子サンキュー!」
「入江君、脈が弱くなってる!」
「ああ!」

薬を飲ませた。
近くにあった紙袋で粉薬を吸収させた。

「琴…直子!俺の鞄持ってきてくれ!」
「う、うん!」
「琴子は直子が来たら注射器と〇〇〇〇取って。」
「うん!」

直樹が注射を済ませると、子供スペースのクッションの上に由香里をよこたわらせた。
暫くすると、救急車が来た。
直樹は救急に状態を連絡すると救急車から降りた。

「入江君、ついて行かなくていいの?」
「ああ。斗南じゃないし、多分もう大丈夫だから。」
「ねぇ、1つ聞きたいんだけど、何で直子達に子供を任せたのに、直子に鞄を取りに行かせたの?直子が取りに行ってる間、いくら知ってる人が多いとはいえ、琴樹1人でみんなを見てたんだよ?」
「だってお前妊婦だから、転んだら大変だろ?二次災害になりかねない。」
「酷い!でも…安心した。私、そんなに頼りないのかと思った。そっか、妊娠中なのすっかり忘れ…ヴッ…」

琴子は直樹に口を抑えられた。
琴子と直樹の話ている傍には人が集まっており、色々聞かれてしまったみたいだ。周りにいるもの全てに聞かれてしまった。
やっぱり琴子と直樹が話題の中心にならないことはない。
琴子と直樹の話題は耐えることのないとみんなが改めて実感した。
その後解散し、琴子達はホテルに泊まった。10人部屋に泊まり、朝食を取って紀子達が待ってる自宅帰った。
どこからか、紀子たちに妊娠を知られ、入江家お馴染みのご懐妊パーティーが始まった。

(◍•ᴗ•◍)♡完(◍•ᴗ•◍)♡