お久しぶりです!
いやー、全然更新できてなくて申し訳ないです。
あと3日で帰る予定なのでまた更新していきます。

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「で、プロポーズは?」

みんなから視線が集まる。

「入江君、もう言ったら?」
「絶対嫌だ!」

直樹は頑として言おうとしない。

「パパ、そんなに恥ずかしいプロポーズしたの?」
「直子は黙っててくれ。お前の秘密もバラすぞ。」

直樹は大人気なく直子を脅す。

「はーい。」
「直子、秘密って?」 
「兎に角!プロポーズの言葉なんて言いません。」
「入江、どんなプロポーズしたんだよ!」

いつの間にか舞台の近くに来ていた渡辺が聞く。
そんな渡辺も今、妻が第1子目を妊娠中だ。

「渡辺はどんなプロポーズしたか聞かれて言えるか?」
「俺が言ったら入江も言ってくれるか?」
「言わない!」
「じゃあ言った所で変わらないんじゃないか?俺のプロポーズ聞きたい人は入江ほどいないよ。」
「そ!入江のプロポーズだから聞きたいんだ。」
「琴子と話す。」

直樹はあまりみんなが煩いので一先ず身を引くことにした。
2人は子供達を舞台の中央に残し端っこに行った。

「琴子、部屋に戻ってていいか?」
「入江君、始まったばかりでしょ。」
「みんなの前で宣言したのがプロポーズか?」
「確かにどれがプロポーズかわかんないわね…」
「プロポーズらしき言葉は言ってない…」
「本当だ!プロポーズしてもらってない!」

琴子は大きな声を挙げ、会場に広がった。


〜2人で話している間〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「え〜、入江夫婦が話している間、入江&相原ジュニアに質問タイムと致しましょう。」
「「「「「はいっ!」」」」」

一斉に手が当たった。

「そこのお姉さん。」

直子が当てた。

「お母さんとお父さんは家ではどんな感じですか?」
「ラブラブ過ぎて…」

と、直子。

「こっちが恥ずかしいです。」

と、琴樹。
子供達が頷く。

「恥ずかしいって何がですか?」
「普通にディープKissしたり、未だに週1程度でやってるし…子供が9人なのが嘘みたいに…」
「こ、琴美!そんなこと…」

琴樹と直子が止めた時には遅かった。

「ま、まじか…入江が相原にデレデレかよ〜」
「想像できない〜」
「い、入江が!!!」

みんなが口々言う。
そして聞こえた琴子の声。

「本当だ!プロポーズしてもらってない!」

一瞬にして静まり返った。