直樹達は『ふぐ吉』に入って行った

今日は直樹と裕樹(小学校)の入学祝いで貸切だった。

 

「や〜イリちゃんいらっしゃい!」

「いや〜アイちゃん、お言葉に甘えて来たよ。」

「ま〜相原さん久しぶりですね。」

(相原……同姓なだけだよな?)

「アイちゃん、直樹と裕樹だよ。」

「「こんばんは。」」

「いやーよく来たね。今日は2人入学祝いだから、気兼ねするなよ。」

「相原さん、ありがとうございます。」

「ふぐの季節じゃなかけど、大きいのはいったからな!」

 

と始まった。

食べ始めて大人達は話始めた。

 

「そういえば、琴子ちゃんも直樹と同い年やなかと?」

「あいつは奥で弟子家族と飯食ってるとよ。」

「相原さん、琴子ちゃんもお弟子さんも一緒だ食べましょ。」

「え?でも、迷惑じゃ......」

「いいのよ。うちは大歓迎!琴子ちゃんに久しぶりに会いたいし、ね!」

「はぁ、じゃあ呼んできますね。」

(琴子?ここって相原さんの親父さんの店だったのか!?)

 

「「「いらっしゃいませ。」」」

琴子と弟子の小田原さんと、小田原さんの妻、良子とその息子の良弥が出てきた。

「娘の琴子です。」

「きゃー。琴子ちゃん!久しぶり!」

「はぁ、こんばんは。」

((お袋(ママ)がこんなにはしゃぐの久しぶりだな......))

「弟子の小田原一弥です。」

「一弥の妻の良子です。この子は息子の良弥です。良弥、挨拶して。」

「おだわらりょうやです。5歳です。」

「小田原、こっちが親友のイリちゃんでその息子の直樹君と裕樹くん、奥さんの紀子さんだ。」

みんな自己紹介をして、紀子は興奮気味。

「良弥君、息子の裕樹は、6歳なんだけど遊ばない?裕樹、いらっしゃい、良弥君と遊んであげて。」

「うん。良弥君遊ぼ!」

「いいんですか?お邪魔しちゃって。」

「ええ。それより琴子ちゃん、どこの高校?」

「あっ、え…斗南です。」

「まぁまぁ、お兄ちゃんと一緒じゃないの。クラスは?」

「あっえっと……Aです。」

「まぁ同じなの。お兄ちゃんをよろしくね。」

「あっこちらこそ。」

 

しばらく話をしていて紀子がいきなり思い出した。

 

sssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss

さあ、紀子は何を思い出したのでしょうか?

次回へ続く。