ネパールの大地震から2ヶ月以上経ちました。
その後の復興のニュースもあまり耳にしなくなってしまいましたが、募金箱をみかけるたびに、忘れない人もいることにほっとします。
観光やトレッキングなど、ネパールを訪れる日本人は多いですね。
私も商品の買付で冬物衣料を求めてネパールを訪れました。
ヤクの毛で編まれた手編みのセーターは、ダウンジャケットよりも暖かいんですよ!
大概、バンコクのウィークエンドマーケットでの買付からはじまり、週の中はチェンマイ、チェンライ、またはネパール、そしてバンコクにもどってさらに買付け、荷物を発送という怒濤の日程なので、満喫とまではいきませんが、私もネパールに魅了されたひとりです。
山梨県民なら皆さんきっと共感してくれるとおもいますが、飛行機がカトマンドゥに降り立つ時、「ん!?甲府盆地!?」とみまがうくらいに、山に囲まれた風景に親しみを感じほっとします。
人懐っこい子供達や、控えめでシャイな国民性(インド側から来ると特に感じる(^^;)も、日本人と通じるところがあるように思います。
食べ物も美味しくて、つい長居してしまいたくなるような。
宿泊したゲストハウスでの出来事。
何年も履き古したお気に入りの黄色いプーマのスニーカー、ソールはめくれて、擦りきれて穴があきそうなつま先。
もう十分がんばってくれたから・・・泣く泣くゴミ箱にいれてチェックアウトしました。
すぐにゲストハウスのスタッフが追いかけてきて、
「これはあなたのスニーカーですか?」と黄色いスニーカーをかかえています。
私が「そうですけど、もう要りませんのですてました。」というと、
「ではその事を一筆書いてサインしてください。」と紙を渡されました。
私、足のサイズがおおきいので、多分彼の足のサイズと同じぐらい。
確かめはしませんでしたが、彼のニコニコ顔から想像するに、彼に履いてもらえることになるのではと、驚きと期待でサインしたのを覚えています。

出会った人たち、みんなご無事だとよいのですが。
そして貧しい国ですので、復旧にも海外からの援助は不可欠だと思います。
忘れちゃだめですね。