内科の先生のなるほど話 | アイリーblog

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-アイリー動物病院スタッフブログ-

インフルエンザが猛威を奮っています。
少し前に我が家も子供達が次々と発症滝汗

軟禁生活を送っていました。
私も熱は出なかったものの念の為調べたら陽性ガーン
幸い家族全員予防接種を受けていたので、子供達も私も重症化せず済みました。
皆様もどうぞお身体ご自愛くださいませ。

 

その時かかった内科の先生のインフルエンザのお話に、

獣医療の「予防」に関する考え方と共通する部分があったのでご紹介します。

先生曰く、
「今の日本ではいつパンデミックが起きてもおかしくない」

パンデミックとは…
感染症の世界的流行・急速且つ爆発的な流行


なぜなら以下のような素地が日本にはあるからです下矢印

①予防接種を受ける人口の低下
→全体集団としての感染リスクが上がる

②発症後、解熱したからという理由で処方薬を最後まで飲まずに切り上げる
→まだウィルスを外部に放出する可能性が残っている

③新型のウィルスが出てきて、熱が上がらないタイプや

インフル反応が出ないタイプの人がいて、一見風邪と勘違い

 

これはペットの予防、特に「狂犬病」「フィラリア」のパンデミックリスクの考え方と

共通する部分があるなと感じました!!


日本の狂犬病予防接種率は、自治体への未登録犬数の増加も鑑みると、

今や50%を下回ると考えられています。
これは、もし日本で狂犬病が発生すればあっという間にパンデミックに陥る数値ですガーン

狂犬病は全ての哺乳類に感染します。

野生の哺乳類から犬・猫・フェレット・ハムスター等身近なペット、

そして私達人間へと…致死率はほぼ100%ドクロ

世界的に見れば、狂犬病は今でも年間5万人以上が死亡し、

その90%以上がアジアで発生している、珍しくはない病気です。
日本は清浄国と言われていますが、ペットとして輸入される動物や、

貿易船から不法上陸した他国の犬等からウィルスを持ち込まれる可能性もあり、

常に狂犬病ウィルスの上陸リスクに晒されていますえーん

フィラリア症も「涼しくなったから」「うちの子は外出しないから」と

投薬を止める飼主さんが多い地域では、地域全体の感染リスクは高まります注意

 

私達にできることは、

①集団としての予防率を下げない
②自己判断で投薬を切り上げない


H30年度の狂犬病予防接種受付は2月末迄です。

今年度まだお済みでない方はお早めにご来院下さい。

春にはまた予防シーズンが始まります桜
人とペットちゃんの健やかな暮らしを守るために、

この話をぜひ、頭の片隅に残しておいていただければと思いますキラキラ