毎年、年末に第九交響曲(歓喜の歌)の演奏会があるんですが
実は10月から県民第九合唱団に入って、3ヶ月間練習に通っておりました。
昨日は、演奏会に出場してきました。

毎年10月に結団されて、350人定員のすべりこみで応募したはいいんですが、
9月の初心者講習会も受けずに…最初はどうなることかと思いましたが。。

ドイツ語で暗譜のこの第九
初めて聴いたときに鳥肌モノの感動を覚え、いつか歌う機会があればいいな
と思っていたので、参加できたことですでに感無量でした。

夫にウザがられながらも家で自主練習wを重ね、
なんとか歌詞やメロディも覚えて、
ただただ足だけは引っ張らないように、がんばりました。

ドキドキながらも、迎えた当日。
本番は、両家両親と夫の5人と友人1人が客席から見守ってくれて、
大きな雑音も立てることなく、ベテランの皆さんの迷惑にならない程度に?
なんとか歌いきりました。

ほんと参加してよかったなぁって思いました。
周りのハーモニーの中が心地よく、
それにオーケストラの演奏の中で歌えてること、
リハーサルでも本番でも感極まって、何度も泣きそうになりつつ…


偶然にも、アルトに(私はソプラノ)夫の叔母がいて心強かったのと、
それにオバサマ方が多い中で、カワイイ同世代のお友達が2人もできたことも収穫でした。


実は、この合唱団の指導をしてくださった指揮の先生が
ゲネプロの日の早朝、お亡くなりになられました。
練習後半は別の先生にバトンタッチし、先週末車椅子で激励にいらしてくださったばかりでした。

それから、片野あかりさんの旅立ち。
昨年、乳がん闘病記の著書を読んでから、
ブログを通じてメッセージやコメントを交換させてもらっており、いつかお会いしたかった方でした。

本当に命について考えさせられるここ数日間でした。
きっと歌声が先生やあかりさんに届けばいいなぁと思いながら…
ご冥福をお祈りしております。


S路加病院の大聖堂で聴いた聖歌で心を洗い流されて以降、
聖歌隊へ入りたい!なんて夢を抱いてましたが、
その夢へ一歩近づいたような、
いや、むしろ声楽の奥深さを垣間見てしまい、遠のいたような。
けれど、こんな機会をいただけたことに感謝感謝。


ハリのある3ヶ月間が過ごせて、毎週の練習がこれでおしまいなんだと思うとなんだか寂しいような。
来年もまた出場できればいいなと思っています。