さかのぼること1年前。


2009年夏

ちょうど仕事の契約期間が切れるということで、

このまま契約更新をするか、思い切って辞めて九州の実家に戻るかさんざん迷いましたが、

両親の意向もあり、

最終的には銀座の母、

いわゆる占い師さんに「地元に帰りなさい」という言葉を

親が真に受けたというほうがしっくりくるのかもしれないですが、

それまで生活の拠点だった東京(神奈川)ライフに終止符を打ち、地元に引き上げてきました。


このときは、あまりに強引かつ不本意すぎる動機での帰郷だったので、

実は、まだまだ地に足ついてませんでした。

半年くらいのんびり充電コンセントして

今度はまた海外か離島でも飛び立とう。


次なる目標は青年海外協力隊(JOCV)

途上国で国際協力でもできれば!


なーんて思っていた私。

実は密かに、JOCVの選考試験を受験しておりました。親にも、彼にも内緒で。


当時結婚願望のなかった私は、

あと2年くらい待たせてもいいかな。(※JOCVは2年間海外生活になります。)

と、お気楽シングルライフから抜けきれずにいました。



そんな私。28歳未婚、ちなみにEカップ。

かつて東京では大好きだった渋谷や横浜のクラブに、

胸の谷間を強調して週末ダンスしに行っておりました。

楽しすぎた東京ライフに未練たっぷりだったのかも。


そんなこんなで、密かにまた地元脱出をもくろんでいたのでした。

その頃は、まさか受験途中で、バレちゃうなんて夢にも思ってませんでした。


 

2009年年末のとある日。

 一緒に温泉に入っていた母と私。


何気なく左胸にしこりがあるのを感じ、

あれ、これっていつからあったっけ?

子どもの頃からあったかな?思春期の頃?

・・いや、でも必要なものなのかも!!←強引なプラス思考。


母「うーん、どうだろね。
よくわかんないけど、病院行ったほうが安心でしょ。
年明けにでも行ってみましょ、お母さん付き合うから。」と。


なんて、会話をしたままその後、私は忘れていたんだけど、

年が明けてから、母に連れられ大学病院に行く事に。


そのときは、大学病院だなんておおげさだなぁ…

くらいにしか思ってなかったお気楽な私。

これから、このお気楽性格が全開で、このまま進んでってしまうのだけど…


胸のしこり・・・ずっとあるような気もするけど、痛くもなんともない。

今になって気になったのはなんでだろう。

仕事辞めて、時間に余裕ができたからかな。

今考えたら、これが占い師の言う「地元へ帰りなさい」のお告げだったのか・・・


いつもなら母に心配かけるようなそんな問いかけはしない私だったのに、

このタイミングで、心配性の母に相談しておいてよかった。


私1人だったら間違いなく放置してたと思う。