所作とは…行い、ふるまい、しぐさ、身のこなし。
日常生活の行動を言うことが多いです。
所作には、心が現れます。
コロナになってから、お客様に指し棒を使って、
カードを選んでもらうのですが、
その触れ方には、そこにその人が現れている気がします。
指し棒をフォークのように突き立てる人もいれば、
跡が残るほどに強く押しつける人、
それでカードを押し出そうとする人、
優しくそっと触れる人…。
カードは、私にとっては、とても大切なものだから、
私は、その所作が気になって仕方ないのですが、
そこには、その人の心があるのですよね。
心が寂しいとき、心が荒れているとき、
やはり行いはどこか乱暴になってしまうのかもしれません。
私もまた、誰かの大切なものをぞんざいに扱ってはしないかと。
ついつい、家の中では足が出ることも。
ドアを開けたり、扉を占めたりでね。
そもそもせっかちなので、何かにつけて雑です。
だけど、たかが数秒を短縮したところで、
人生が豊かになるはずもなく。
丁寧にいきること、それは豊かさなのにと思います。
癖なので、なかなか改善できないかもですが、
気が付くと、「あ!」と思います。
「あ!」と思って、立ち止まることがとても大事な気がしています。