後れ馳せながらですが【推しの子】を全話視聴しました。


見終わったあと、そっと既巻12冊をぽちりました。



ちなみに勧めてきたのは娘です。

父がアニメを見て気に入ると、すぐに大人の財布で原作を揃えてしまうことを知っている娘は、巧みに自分の金を使わずに漫画を読むことができる術を身に付けています。



おそろしい子っ!






さて、別に今回は作品について語ろうと思ったわけではありません。


書きたかったのは、アニメ【推しの子】第一シーズンのOPテーマである「アイドル」という歌についてです。


これがほんっと良くて。

まさに完璧で究極のアニソン。


曲調も歌い方もちゃんとアニソンぽく、耳によく残りながらも何度聞いても飽きない作りとそれだけで名アニソンの条件は揃っているのですが、何と言っても圧巻は歌詞です。


【推しの子】で重要な役割を持つ「星野アイ」という作中で伝説となったアイドルのことを歌った曲なのですが、作品の世界観、ストーリー、主人公の特性など全てが詰め込まれた、まさにこの作品のために書きました、という素晴らしい歌詞です。


この歌は、【推しの子】原作者の赤坂アカ氏が、YOASOBIの楽曲製作のために提供した「45510」という短編小説が原作になっています。


※ご存じ無い方のために一応書きますが、YOASOBIといは小説から曲作りを行うコンセプトのユニットなので楽曲には全て原作小説が存在しますので、わざわざ書き下ろして提供したのでしょう(多分)。


確かに歌詞の半分くらいは「45510」内で使われているワードを組み合わせて作られており、「星野アイ」という偶像に対する羨望や嫉妬、そしてそれが進んで神格化してしまったことを感じさせる第三者からの視点になっています。


ですが、歌詞の後半からは「星野アイ」の視点での歌詞に切り替わっています。この部分は「45510」には無い部分であり、アニメの第一話を見ると歌詞の意味がよく分かる作りになっています。


作詞のAyase氏が元々本作のファンだそうで、それをイメージして(アニメ化の前に)作っていた、曲を手直ししして歌詞をつけて出したとのことですが、よほどちゃんと作品を理解していないとここまで寄り添った歌詞は書けないと思います。


アニメを見てから、最後のフレーズを聞くと思わず感極まって涙がでそうになるほどですから。



でも、この「星野アイ」視点で歌われたこの部分は、アニメでは流れません。

OPで流れるのは、あくまでも偶像としての「アイ」を語った部分だけで、フルバージョンでないと聞けません。そういうところも、またうまいと思います。






何か延々と書いてしまいましたが、この曲本当に素晴らしいアニソンです。(繰り返しますが、門外漢なので楽曲として素晴らしいかどうかはわかりません)




ここまで歌詞も雰囲気も全てが作品に寄り添ったアニソンを、私は「摩訶不思議アドベンチャー」くらいしか知りません。


とりあえずこの記事を見て興味を引かれた方は、まず公式MVを観てから、一話だけでもアニメを観てみてください。



そしてもう一度MVを観れば、多分私の言ってることに共感していただけるかと思います笑