本日、娘の学校で推薦決定通知がありました。


なんとか滑り込みで第一志望の学部に推薦されたとのことで、親としてはホッと一息です。 


一応、看板学部のひとつに決まりましたが、内部進学の場合、そもそも学年の半分以上が人気の法学部・経済学部に進学できますし、理系やSFCを志望する子も勿論一定数いるため、
「上位◯%にいないと無理」というわけではありません。

なので、
娘が特に成績優秀だった、とかいう話では全くありませんのでその点、悪しからず。 


というわけで今回は、
娘の通っている大学附属校の「内部進学(推薦)」の仕組みについて、
体験ベースでつらつら書いてみようと思います。


もう卒業間近なので、
この手の情報はたぶんこれが最後になるかと思いますが、某かの参考になれば幸いです



■ 前提

・娘の学校は、同系列の高校を含めて卒業できて、かつ志望すれば100%大学への推薦が受けられます。

これは本当に「100%」で、留年さえしなければ、 成績に関わらずどこかしらの学部には進学が可能です。 


・「内部進学」と呼ばれているものの、 仕組みとしては条件が果てしなく緩い推薦入学です。高校が大学側に推薦を出し、大学が承認して入学許可が下りる、という流れ自体は、他校の学校推薦型選抜と同じです。



■ 内部進学制度 詳細

・3年生の2学期終了時点で進級規定を満たしていれば、大学推薦の資格が得られます。 


・(内部進学希望の場合)生徒は 第一志望~第五志望までの推薦希望学部を提出します。 その中から、実際に推薦される学部が決まります。 


・学部によって 定員がある学部/定員がない学部があり、定員ありの学部は成績順で被推薦者が決まります。
 ⇒ポイントは、 推薦の優先順位は全体での成績順ではなく、「第一志望優先主義」だということです。同じ学部を第一志望とする生徒の中で成績順に選抜され、 定員に達した時点で終了となります。


たとえば、
法学部・経済学部は学年の半分以上が進学すると書きましたが、
仮に学年40位くらいの子が 


第一志望:法学部

第二志望:経済学部


で出したとします。
その年の法学部定員が30名で、
自分より上の30人が全員法学部を第一志望にしていた場合、
当然ながら法学部には進めません。

では、
「上位30人が法学部に行くなら、経済学部は余裕なのでは?」
と思いきや、そんなことはなく、経済学部は同学部の第一志望組から優先して決めていきますので、第一志望の人数が定員を上回っている場合、経済学部を第二志望にしている生徒がいくら成績がよくても枠が回ってくることはありません。


この仕組みのため、第五志望まで出せるとはいえ定員のある学部を第二志望以下に置いてもほぼ意味がなく、事実上、「第一志望で勝負」+「滑り止めは定員なし学部」
という形になります。


・推薦一般受験との併願は不可です。例えば、推薦を保険にして東大を受けるみたいなことはできません。ただし、医学部のみは例外で、第一志望のみ医学部で提出する(第二志望以下は「辞退」)ことで一般受験と併願が可能です。


・学部ごとに、履修科目やテスト受検などの条件があります。二年生時の履修選択から出てくるので、ある程度一年生のうちに方向性を決めておく必要があります。


 例) 

・経済学部 : 数Ⅱ・数B・数Ⅲの履修必須 

・医学部 : 数Ⅱ・数B・数Ⅲ・数C・物理・化学・生物の履修必須 


なお余談ですが、人気学部の法学部にはこういった細かい履修条件がなく、
「3年時に国語・英語の実力テストを受ける」
という、ほぼ全員が満たす条件のみになっています。 



■志望学部決定までの流れ

この制度上、 「どこを第一志望にするか」を決めるのが全てと言ってもいいです。ですがこれで一発勝負だと「本当だったらこの学部にいけたのに」という事故が多発すること必至ですので、 学校側は「予備調査」というクッションを設けています。


 具体的には、6月・11月に志望学部を提出し、学校側が集計、その時点で希望学部に第一志望が何人いるか、その中で自分はどの位置かなどを踏まえて担任と面談します。 


特に11月の予備調査は、
成績も志望もほぼ固まった状態なので、
「このまま突っ込むか」
「別の学部に変えるか」
という、ちょっとした駆け引きが発生します。


以上を経て、
最終的な志望を提出するのが年明け1月、決定が2月中旬となります。




以上です。

入学しない人には全く関係ない話ですし、
入学すればそのうち分かる話ですのであまり意味の無い情報ですが、私も含めて「大学附属の内部進学って実際どんな感じなのか」というのは若干興味がある人もいるかもしれないので書いてみました。時間潰しにでもなれば幸いです。





(終わりに)

書いていて、数年前に芦田愛菜さんが
「医学部に内定した」みたいな記事が、
彼女が高校3年になった直後に出ていたことを思い出しました。 


記事の通り、最初の予備調査ですら6月なので、 何をどうやっても内定するわけがありません。仮に、成績が抜群によいから志望すれば推薦が取れる可能性が高い、、、という意味であったとしても、そもそも推薦の基準となる成績は、三年時のものが約8割を占めるため、まだ三年のテストすら受けてないこの段階ではそれも眉唾です。


こうした実例を目の当たりにすると、やはりマスコミというのはどこまでも大嘘つき、火のない所に煙をたてる存在なのだなと思ったパンダなのでした(どっとはらい)