私は散髪を美容院で行っています。

髪が伸びるのが異様に早いタイプなので、安めの美容院で指名無しで切っているためその時々で当たり外れがあります。


私が美容師に求めること、それは



話しかけてこないこと


です。

厳密に言うと、話の種類によるんですが。

会話が苦手なタイプではないので、ただ喋るだけなら全然構わないのですが、苦痛会話が三つほどあるんです。




①場を繋ごうと必死な会話

恐らく美容師側も会話が苦手なのか、年齢差があって何を話していいのか分からないのだと想うのですが、散発的に話題を振ってきて、何か答えると「そうなんですねー」で終わるタイプ。


そんなに無理して会話しなくてええんやで?


と思うのですが、何となく気まずいのでこちらから話題を振ったりして場を持たせたりしてしまうのでいさぎよく無言で切って欲しいなあ、といつも思ってます。


このタイプは比較的、若い女の子に多い気がします。

おっさんと話すネタなんてないもんな、大変だな、なんて思います。



②自分の趣味・交遊関係を話してくる

このタイプは若い男の子に多いかな?


俺あなたに興味ないんです、、、とも言えずにひたすら相槌を打つ羽目になるのでキツいですね。


興味があること、例えば同じような趣味ならいいんじゃないの? と思われるかもしれませんがこれも良し悪しなんです。


以前、「地元のちょっと悪い先輩の話し」から始まり、「その先輩に最近スロットを教わってる」からの「スロットはこうしたら勝てる」というフルコンボみたいな話を聞かされたことがありまして。


その、「こうしたら勝てる」話がとにかく素人丸出し(スロットの仕組みをそもそも理解していない)な上に自信満々なので、もはや共感性羞恥を覚えるような内容で。


自分が詳しい分、五秒に一回くらい突っ込みどころが出てきて、ちょいちょいこんなこと教えてくれる先輩すげえっしょ? という謎の自慢が入ってくるという地獄のような会話でした。


とりあえずその先輩にスロット教わるのは止めた方がいいよと、先達ならば教えてあげるべきだったのかなと今でも悩んでいます。




③カットの要望を細かく聞かれる

これは少数派な気がしますし、確実に私の我が儘なのですが、


前髪はどうしますか?

トップはどうしますか?

襟足は?


といちいち聞かれるのが苦手なんです。

私はいつも最初に、


「サイドにツーブロックいれて耳出して、全体的に鋤いてください。あとは適当にバランスよく切ってください」


とオーダーします。


我が儘なのは百も承知で、このオーダーだけで美容師のセンスで適当に切って欲しいんです。


何故なら、「どうしますか?」と聞かれても何て答えたらいいのかよく分からないからなんですよね。どういう髪型が格好いいのか判断するセンスがないので。決して文句を言わないから、黙って切って欲しいのです。

(先のオーダーは髪型の好みというより、単に長持ちすることを考えたものです。サラリーマン、耳が出てれば大体なんとかなる)


だからいつも、どれくらいの長さがいいと思うか(美容師に)こちらから聞くのですが、そうすると大抵どの美容師もちゃんと提案してくれます。


であれば最初から「全体的なバランスだとこれくらいの長さが良いと思うんですがどうです?」と聞いてくれればまだいいのになあと思ってます。


理想は聞かずにバサバサ切ってくれる人で、ごく稀にそういう美容師に当たるのですが、そのときは「今回は当たりだ」なんて思います。



繰り返しになりますが、ただの我が儘です。










以上です。


ここまで読まれて、自分は何を読まされたのかと疑問に思われる向きもあるかと思いますが、安心してください、私も自分で何を書いてるんだろうと思ってます。