すげえどうでもいい話をします。




前にもちらっと書いたのですが、最近「葬送のフリーレン」という作品がお気に入りです。


漫画はもちろん、アニメもリアタイで追っかけているくらいです。



ある日、YouTubeを見ていると5ch(旧2ちゃんねる)のフリーレン感想まとめみたいな動画がオススメに出てきました。


何の気無しに視聴してみると、やたらとその中で「気ぶり」という言葉が連呼されていました。



はて、気ぶり?




気ぶり、つまりは気が触れている、、、有り体に言えばキ◯ガイという意味ですが、なぜこんな場面で使われるのか皆目見当がつきません。


おまけに気ぶり、という言葉自体がそもそも普通に使われるものではなく、私がぱっと思いつくのは藤子・F・不二雄先生の名著「ノスタル爺」に出てくる通称「気ぶりの爺様」くらいです。





こいつが気ぶりの爺様







文脈からすると、どうもシュタルクとフェルンの甘酸っぱい感じの描写に対する感想コメントで使われてるようなんですよね。

ググれば良いだけなのですが、それでは面白くないのでちょっと考えてみました。
やはりたまには適度に頭を使わないと、検索だけに頼ると良くない気がします。老化的に考えて。






さて、まずそもそも「気ぶり」という言葉、私は人生において上記の爺様でしか見たことがありません。

よって、元ネタはこいつであると仮定します。

次に、そもそもこれがどういったシーンかというと、過去の自分に対して、横にいる女(=婚約者)と今すぐにくっつけ! って言ってるんです。

詳細は省きますが、そうしないと人生後悔するぞ! という想いが込められたシーンなのです。


これを踏まえると、ひょっとして現代の「気ぶり」にはカプ推し的な意味があるのでは?

カプ推しというよりは、「はよくっつけ!」的な意味といえばよいでしょうか。





つまりはこれです。








さて、仮にこの推測が正しいとすれば、このミームを産み出した人間はだいぶセンスがあると思います。

どんな独創的な頭をしていたら「くっついちゃえよ!」を「気ぶり」と言い換えることになるのか純粋に感心します。

類似の動画を見る限り結構普通に使われてる言葉なようですが、ノスタル爺がそこまで有名とは思えず(名著ですが)、どうやってこの言葉が広まったのか皆目見当がつきません。

とはいえネットミームなんてものは私がインターネットに触れた25年以上前からそんなものでしたので、いまでもやっぱりそんなものなのかもしれません。

ただ、「インターネット老人会」と揶揄される昔の2chで使われてたような言葉は、かなり単純で少し言葉をもじったものが大半だった気がします。

例えば漏れ、藻前、香具師、など。

それに比べていまは、トンチが効いてるというか連想ゲーム的なのも多いなあという気がします。






何となくで書き始めただけなので、特に落ちはありません(どっとはらい)