塾高が甲子園優勝しましたね。
107年振りということは旧制中学の頃ですので、「慶應義塾高等学校」という名前での優勝は初ということになります。
というかそもそも塾高は1948年創立と正式に言っているので普通に初優勝でいいのでは、、、?
例年甲子園を観ることはほとんどない私ではありますが、折角なので観てみようかと考えたものの生憎仕事が忙しくて横目で観ることも叶わず。
娘から「慶應勝った」と一言LINEで結果を知りました。
野球のルールすら知らない娘から甲子園の話題が出るなんて珍事、改めて慶應の底知れない結束力を感じ戦慄しました(そこ?)
閑話休題
このブログのタイトル通り、娘は中学受験をさせませんでした。
ただ、その理由についてちゃんと書いた記憶がないなあ、となんなく思い立ったので適当に書いてみようかと思います。
特になんの参考にもならないと思いますのでご注意ください。
娘に中受をさせなかった理由は、結構たくさんあったのですが、大きいところでは以下の2点です。
①伴走できる気がしなかった
②私立中高一貫校に意義をあまり感じなかった
順番にいきます。
①伴走できる気がしなかった
多分、最も大きい理由がこれです。
娘が小3くらいになった時に、一度どうしようか考えたことはあったのです。
私自身中受はしたものの、30年近く前とはだいぶ様相も様変わりしているはずなので一通り現代の中受について調べてはみたのですよね。
一言で言って、親の関与なしでまともな受験が出きるとは到底思えませんでした。
昔と比べて制度が複雑になってますし、何よりも内容が明らかに難しくなっています。
とてもじゃありませんが受験経験もない小学生が自走でどうにかなるようなものではないです。
なので、それなりの成果を出すのであればかなりがっつりと伴走が必要になるかと思います。
問題は、誰が伴走するか。
妻は、そもそも中学受験という概念自体が頭にありませんでした。存在は知っているものの、遠い世界の話だと思っている節があり、仮に中受させるのであれば私が全面的に見ざるを得ません。
伴走自体は全く構わないのですが、いかんせん子どもが寝ている間に家を出て、寝てから家に帰ってくるような仕事柄、中受の伴走は相当難しい、と判断しました。
高校受験においても、それなりには係わっていた方かと思いますが、多分あの程度ではお話にならないかと思いますので、やはり12歳と15歳の差はとても大きいのしょう。
②私立の中高一貫校に意義をあまり感じなかった
誤解のないように言っておきますと、中学受験そのものを否定しているわけではありません。
私自身は中学受験をしてよかったと思っておりますし、私立の一貫校のメリットも十分分かっています。
ただ、我が娘にとって中学受験をする意味があるか? と考えた時、私立に入れてあげたい! と思える点が一つも思い付きませんでした。
凄く良い大学に行って欲しいという思いがあるわけでもなく、スポーツに打ち込みたいなどという背景もなく、地元の公立だとこの子には合わないのでは、、、、みたいな心配も特にありませんでした。
となると、中受をさせる意味は?
となります。
唯一ちょっと考えたのが、仮に中受でいわゆる「良い学校」、即ち世間に名前が通っている高偏差値の学校に行くことが出来たら、娘の自己肯定感のためにはいいかもしれない、ということでした。
なにか秀でた特技があるわけでもなく、競争心も皆無な娘にとって、何かを成し遂げた、人から凄いと言われる経験がなにか一つでもできればそれはきっとよいことだろうと考えたのです。
問題は中学受験で娘がそのレベルに行ける気は全くしなかったということです。
仮にきっちり伴走出来ていたならば分かりませんが、時間が許す限り精一杯係わったとしても(偏差値的には)そこそこのランクが狙えるかどうか、、、というのが精一杯だったかと思います。(やってみないとどっちに転ぶか分かりませんが)
翻って高校受験なら、同じ代の中学生全員が競争相手なので、その中で良い方の高校にいくことは可能なんじゃ? それなら娘の自尊心も満たせるのではないか? と思ったのですよね。
特に秀でた特技があるわけでもない娘が、何でもいいから少しは誇れるような経験をさせてあげたかっただけだだったので、ブログタイトルもある通り世間的に「難関校」であればそれで良かったんです。
なので、偏差値表で一番高いところにあった学校を仮想志望校にしたというわけです。
もし、女子に開成高校のような進学校で更に偏差値が高い学校があればそちらを仮想志望校にしていたかもしれません。
そうやって頑張っていれば、ダメだったとしても世間的な「難関校」には手が届くようになっているのではないか、、、という算段でした。
あるいは娘が自分で行きたい高校を見つけて、それに向かって頑張ってくれるでも良かったです。
とにかく娘が、自身を持てるような結果になって欲しい、という思いだけでした。それ以外のことは正直あまり考えていなかったというのが本音です。
なので、結局そのまま最後まで突っ走ってしまったこともあって、私は学校ごとの特色とか教育制度とかそういったものを実は殆ど知りません。
なんか思った以上に長くなりましたが、これが娘に中学受験をさせずに、高校で難関校を目指した理由です。