一年365日ほぼ毎日クルマに乗ってたら色んなシーンに出くわすもので・・・
先日、市街地の交差点で信号待ちしてたら、隣に停車してたハイエースに後ろからノロノロやって来たカブがそのままどーん! 俺は目が点、横断歩道渡ってた歩行者の皆さんも全員アビーロード状態でフリーズ。双方運転してるのは80代くらいの爺さんだったが、さらに信じられないのはその後で、ブツけられた方もブツけた方も完全無反応 しーん・・・
(いやいや嘘やろ・・・( ̄▽ ̄;))
一拍の後、最初に金縛りが解けた歩行者のおばちゃんが現場に駆け寄り声をかけるも
「お爺ちゃん!突っ込まれてる!」
被害者A「は?ಠ_ಠ 漬け物がある?」
(みたいなキョトン顔)
「お爺ちゃん!突っ込んでる!」
加害者B「ん?ಠ_ಠ 酢昆布とかいらんよ」
(みたいなキョトン顔 2)
もう笑うしかない真昼のカオス(爆)
別の方が警察にも通報してたみたいだが、ぶっちゃけ、双方事故した認識ないならもう事故はなかったって事でいい気がするわ(笑)ドローでしょ、コレ。
こんにちは ( ̄− ̄)/
今日もどこかで高齢者の無差別自爆テロ 最近はもう慣れっこな放射能マークやドクロマークより断然高齢者マークの方が怖い、IRASです。
そんな高齢者になっても、自分だけは大丈夫だと思ってる典型的な"暴走予備軍"IRASだが、最近ではクルマの話より病気の話の方が盛り上がる先輩方とのデイケア・コミュニティ「アルファロメオ町内会」は安全第一で絶賛運営中 あれだけ厳しかった猛暑も9月末あたりから一気に季節が進みこの10月度からはいよいよランチツーリング再開やっと虚弱体質の活動期がやって来た。
10/28(土)
今回の秋の遠足#1の目的地は、江田島。かつて、名物の大豆うどんなるものを求めてつかぢさんのSr.1エリーゼと先代500連ねて訪れたのはもう10年前のこと。月日の流れの速さと己の成長のなさに改めて愕然とするが、とりあえずこの10年で愛車がナフコのママチャリとかになってなくて良かった。
AM10:00
集合場所はこちらも10年以上ぶりな呉ポートピア駐車場。蝶のアザがある刑事ヤスもいなければ連続殺人事件もおきない平和な方のポートピア。今回は地元のドンO本先生がホスト役だから前回みたく悪い会長に騙される心配もなくて何よりだが、俺の方にはしっかりバチが当たって・・・
この3日前に自宅でソファの脚に蹴つまづき左足小指骨折 全くカッコ悪いことこの上ない。(処置は添木+テーピングで軽症に見えますが、実は小指の骨が潰れたハイチュウみたいになっとります)幸い患部は左足で、ヴァンテージは2ペダルだから運転には支障なくイベントにも参加出来たものの、こんなダサいアストンオーナーは世界広しと言えど俺くらいのものだろう
今回も参加メンバーは小ぢんまり4台7名(S本先輩御夫妻、O本先生御夫妻、U山さん、エセ会長夫婦)。この季節アルファに限らず毎週のように全国あちこちで大規模なクルマイベントが開催されているが、片田舎の萎れた中高年にはこのくらいの縁側スケールが丁度いい まあ、そもそも"クルマ文化の墓場"と言われる中国地方にはクルマイベント自体ないんですけども。
見事にキャラの異なる素敵な4台眺めながらそんな感慨に浸ってると、悪そうな笑みを浮かべたO本先生が紙袋片手にこちらへ接近・・・
うぉい!( ̄▽ ̄)へいへーい!
和菓子の「とらや」じゃないっスか!
てっきり骨折のお見舞いでわざわざ羊羹でも買って来て頂いたんだと思い「あざーす」とホクホク顔で中を覗き込むと・・・
うわ〜( ̄▽ ̄;)
羊羹ならぬ洋画「007」入門セット。しかも、鬼のダニエル・クレイグ縛り笑 そういえば先月の朝飯ツーリングの際、「007観てないアストンオーナーなんて有り得ん!」と青空説教されて「貸すから是非観て下さい!」と言う話になってたような・・・
( ̄▽ ̄;)思い出したわ〜
先生、ありがとうございます。
骨折のおかげでしばらく在宅勤務になりそうなので、あくまでベンチマーク活動だと言い張って仕事中に観ます(笑)
後ろの方で小さな声で「あの人興味ないんじゃけぇ絶対観んよ」とか言ってるS本先輩御夫妻を見返してやりますとも!笑
とりあえず朝の挨拶と秘密取引は済んだので、いざ江田島へ 未だに一度も訪れた事なく、今のところこの先も行く予定のない「てつのくじら館」と「大和ミュージアム」の間を4Cとの混声爆音二部合唱響かせながら駆け抜ける。
いや、マジうるさいねこの2台( ̄▽ ̄;)笑
外国人観光客の皆さん、コンニチワ。
どうも、ジャパニーズヤンキーです
呉と言えば言わずと知れた横須賀・舞鶴・佐世保と並ぶ旧軍港4市の一つで、平和産業港湾都市となった現在も港には海自の軍艦や潜水艦がズラリ。普段なかなか見ない光景に(好きな人は好きなんだろうなー)とチラ見しながら走り抜けようとすると・・・
キャー!!!
隣で嫁が突如発狂Σ( ̄□ ̄ノ)ノ!?な、なんや!?
え?アナタこっち方面も守備範囲?( ̄▽ ̄;)
結婚して20年、初耳なんですが・・笑
何でも米国赴任中に本場の海軍基地見て目覚めたらしく、毎週のようにマタギルック(男から見たら余程スリムな子じゃないと単なるクマ撃ちにしか見えないが、女子の間では可愛い流行らしい・・・)で一人山に籠って酒を喰らい、DIY好きでさらには軍艦マニア。
もう漢気で勝てる気がしねぇ(T ^ T)
AM10:50
そんなワイルドワイフを乗せて瀬戸内海沿いをゆったり走ること40分 大君湾に面する瀟洒なランチスポット「江田島オリーブファクトリー」に到着 まだ開店時間前だったが、人気店らしく既にお客さんの姿チラホラ。平和な港の空気をぶち破る突然の珍走団の登場に、まるで進撃の巨人を見るシガンシナ区の民のような視線が突き刺さる。皆さんご安心下さい我々、筋金入りの雑魚キャラです
この時のために朝から飲まず食わずで準備万端の我が家は、迷わず夫婦でアイコンタクトして
・ピザ withオリーブオイル
・パスタ withオリーブオイル
・デザート withオリーブオイル
のおのぼりさんフルコースをオーダーしたのだが、どれも思わず変な声出そうなくらい美味で、生きててよかった by 深夜高速。そして何よりここのウリのオリーブオイル、
マジ神。
いや何にでも合うやんけ!
驚き桃の木山椒の木。
今度、嫁の味噌汁にも入れてみよう。
(もし俺の変死体が宇品港辺りに浮いてたら、犯行がバレて消されたと思って下さい)
大満足の食後は、波止場で何れ劣らぬ美尻眺めながらしばし腹ごなし兼ねて立ち話。全幅は10mmしか違わないが、こうして見ると4Cはやっぱ平べったくてスーパーカーオーラぷんぷん。そしてVantageのタイヤは二度見するくらい太い(笑)まあ295て言うたらF1のフロントと10mmしか違わんしね( ̄▽ ̄;)
O本先生のおかげで毎回この紅白2ショットには癒される
PM 0:45
クルマトークがひと段落したら、笹子島ビーチまで再び束の間のカルガモ して、到着したのは以前から一度来てみたかった念願の
「F.H.ROYCE Musium」
ぶっちゃけ欧風の建屋以外は工事現場風の雰囲気で、ともすれば建築中のラブホに見えなくもないが(マジで失礼。ミュージアム関係者の皆さんゴメンナサイ)、勇気を出して扉を開けばそこはもうミッキーもびっくりの夢の国
全部載せてたら「ロールスロイスブログ」になってしまうのでほんの一部だけにしとくが、一度にこんだけのパルテノングリルにお目にかかる機会は、間違いなくもう生涯ないだろう。
そしてロールスといえば、"フライングレディ"スピリット・オブ・エクスタシー。
1938年型ファントムⅢ(写真1枚目)の先端に鎮座するのは、珍しい膝をついたタイプの通称ニーリングレディ。若い博識青年スタッフさんによると、極初期の限られたモデルにだけ奢られた貴重なモノらしい。
1963年型シルバークラウドⅢ(写真2枚目)に装着されているのは、今もお馴染みのスタンドタイプ。同じお兄さん曰く、かつては貴金属製だったこのアイコンは当然のように盗難や悪戯の標的になりやすく、後のモデルでは倒すとクラクションがなる機能が付され、今では自動格納式になってるらしい。レディも大変だ。
修羅の国で生まれ、薬物事案や発砲事件が日常茶飯事だった◯巻町のすぐ隣で育った俺的には、この1987年型シルバースパー辺りが一番馴染みのモデル。いつも派手な柄のシャツ着て、シャツ脱いでも派手なTシャツ風ボディペイントしてた近所のおっちゃんが乗り回してた気がする。
ロールスロイスと長く車体共有していた歴史的背景もあり、展示車には"フライングB"ベントレーのモデルもチラホラ。この1994年型コンチネンタルRなんかも、実家周辺を時々走ってたなぁ。最近じゃその筋の方も皆アルファードやらレクサスばっかだから、古き良き昭和のいい思い出だ。
駐車スペースを挟んで建つ別棟にも、本館に入り切らないマニアックなモデルがズラリ。これだけのコレクションが全て博物館を運営されてる社長さんの個人的な持ち物ってのも凄いが、その全てがナンバー付きの動体保存と言うのはもうちょっとした奇跡体験アンビリバボー( ̄□ ̄;) 世の中あるとこにはあるとは言え、さすがにあり過ぎだと思う・・笑
そんな壮大なコレクションの第一号で、オーナーさんが底なしのロールスロイス沼に落ちるきっかけとなったと言うのが、こちらの1988年型コーニッシュⅡコンバーチブル。なんでもあの元帝京サッカー部ローランドも、昨年「おぎやはぎの愛車遍歴」に出演した際に一目惚れして衝動買いしたと言うエピソードを持つ危険なモデルとか。
ちなみにキーホルダーはもちろんテディベアなんかではなくパディントン。パディントンと言えば作者はマイケル・ボンド。ボンドと言えば007・・・ええ、だから観ますって。ちゃんと全部観ますよ(ー ー;)うるさいなぁもう・・(←見えないプレッシャーによる幻聴)
そして、最後の最後で一番ぶっ飛んだのはロールスロイスではなくこちらの魔改造コンチネンタル。英国らしい貴族ファミリーには付きモノの出来の悪いグレた二男坊かと思いきや、なんとこれベントレー本社公認カスタムだとか( ̄□ ̄;)見れば確かにオーバーフェンダーも樹脂キットのアドオンではなく鉄板成形モノで・・・
ランプ類は全てブラックアウト処理な上に、フライングBバッジに至ってはスワロフスキーびしばし!の叶姉妹仕様。
血迷ったか!ベントレー!
メーカー公認なんで当然お値段もベントレープライスで、ベース車両本体とカスタム費用はほぼ同額&トータル6000万オーバーだとか。いやいや、大英帝国の格式は一体どこにいってん?笑
タイヤなんて295/25R22。たまに街中でも見かける、峠道とか走ったら10分で出火炎上しそうなどシャコ鬼キャン車と同様のペラッペラサイズ。コレに比べたらヴァンテージなんか引き篭もりのモヤシ小僧やんけ。いやー凄いもん見させてもらった。
でも、このコンチさん。実は今回が完全初対面ではなく、なんと丸2年前に、広島市内外で暗躍する某敏腕エージェント(コードネームは"SS")から目撃報告書が上がって来ていて、120%確実に反社の方のクルマだと思ってたんだが、まさか月日流れてこんな所で直に再会することになろうとは・・・人とクルマの縁てのはつくづく不思議なもんやね。
そんな"パラダイス銀河"な博物館には、ミニカーも一杯。1/43スケールから1/8スケールまで、俺も持ってるヤツから見たことないような車種まであらゆるジャンルのモデルがなんと数千台 !Σ( ̄□ ̄ノ)ノ!! それらが見事にディスプレイされた展示ルームは、もうミニカー好きにとっては楽園のようで、あまりの至福にとうとう俺もパトラッシュと一緒に天に召されたのかと思った。
そしてこの日の非日常体験の極め付けは、施設裏手の絶景リラックスエリアで、もうアメリカ映画でしか見たことないようなセレブ空間。白亜のバルコニーに真っ赤なソファ、目の前には穏やかな海とプライベートビーチが広がり、側には桟橋・・て、コレもうCSIマイアミの悪者のボスの家やん( ̄▽ ̄;) ここで違いの分かる男気取って珈琲でも飲みながら、一日中ゆったりと「マディソン郡の橋」(今さら!?)でも読んでたいわー。
そんな海辺に立つO本先生御夫妻の素敵なシルエットを見て思い出されるのは、子供の頃毎週観てた「金曜ロードショー」のオープニング。(実際のOPシーンとは時間帯は違うけど)同世代の方なら誰しも頷いて頂けると思うのだが、2歳しか違わないはずの嫁は、俺とは同世代じゃないフリしてキョトン顔
えー?知らんはずなかろー( ̄^ ̄)若ぶってから!
でも今はいい時代で、そんな時もわざわざおっさんが音程ズレたメロディ口ずさまなくても、Youtubeに当時のOP動画アリ。速攻検索して数十年ぶりの金ローテーマ曲が静かなビーチに響き渡る 懐かしのOP映像とBGMにタイムスリップしてすっかり童心に戻る髭面のおっさん。遠い目をしておセンチな気分に浸ったままフル再生聴き終わろうとしたら・・・
なんでやねん!
なんでよりによって「となりのトトロ」の回を投稿してんねん。もっといくらでも他にあったやろ「バニシングイン60」とか「ダーティハリー」とかさー。オモロ過ぎて腹よじれるわ!笑 昔からアニメにはめっぽう強い金ローである
と言う訳で、あまりの楽しさに時が経つのを忘れて気がつけば丸2時間滞在。そう言えば、自分は足を骨折してた事を今さらながら思い出し、脳内アドレナリン切れた後の激痛を考えて膝が震え出すが時既に遅し。怪我は振り出しに戻る(T ^ T) 誠に遺憾です。
最後は駐車場でスタッフのお兄さん(実はエムオートさんとも繋がりあり)とクルマトークで盛り上がり、今回の遠足はここで現地解散 今回もO本先生ホストのおかげで、食ありクルマあり盛り沢山で楽しい一日となりました。
御案内頂いたO本先生
御参加頂きました皆さま
ありがとうございました!
次回11月期の秋の遠足#2は、一転西に足を向け、本格的な冬が訪れる前にシーサイドライン走り納めの「周防大島ランチツーリング」
早いものでいよいよ2023年も終わりが見えて来ましたか、皆さん次回もまたよろしくお願い致します。
あー(T ^ T)足が痛い・・・
[了]