さて、休憩おわり。
本丸のヘリテージカーエリアを振り返る。
(BGMは「YAH YAH YAH」でお願いします)
まずは、老舗インもポーターのヤナセさん。
'87 メルセデスベンツ560SL(R107)
¥10890,000
107th 4Cの新車価格より高いとは・・汗
'91 VWゴルフ・カブリオレ
¥2890,000
やっぱゴルフはⅠに限るよねー。
またこの色が渋い。
オート・スペチアーレさんは参考出品2台。
'82 フェラーリ512BBi
(参考出品)
歳重ねるほどに地味色の跳ね馬がカッコ良く見えるのは、大人になるとギャル系タレントを受け付けなくなるのに似ている。
'73 ディーノ246GT
(参考出品)
隣で明らかにセレブなシャレオツ高齢紳士が連れの若い美女にその魅力を熱弁。俺と同じ女性よりクルマにエロスを感じる変態種の大先輩と見た。
今年"南房総"に誕生した、俺みたいなのには一生ご縁のないアジア初の会員制ドライビングクラブ、THE MAGARIGAWA CLUBさんには・・
アルファロメオ1900SSザガート
(参加出品)
数ある1900シリーズの中でもレア中のレア。ザガートにしてはまとも・・・でもないか。
宮沢りえも驚くほど「ぶっ飛びー!」だったのはAUTO ROMANさん。
シェブロンB16フォードBDG
(参考出品)
ポルシェ917Kレプリカ
(参考出品)
シュパン・ポルシェ962LM
(参考出品)
テクノ・アルファF2
(参考出品)
いずれも参考出品(当然)ながら、さすがのラインナップにおっさんガクブル。アルファロメオユニット搭載のF2マシンとかあったのね( ̄▽ ̄;)
ヴィンテージ宮田自動車さんには往年の国産ラインナップ。
'70 日産フェアレディZ432
¥40,000,000
'72 日産スカイラインGT-R
¥38,500,000
いや・・・国産ヴィンテージスポーツが異常高騰してるとは聞いてるけどこれほど? 目ぇ擦って0の数5回数え直したわ。
’69 ダットサン・フェアレディ
¥7,500,000
'73 トヨタ・カローラレビン
¥5,500,000
冒頭の2台の後だからリーズナボーに思えるけどお気を確かに!そこそこの最新輸入車買えるから。
'85 トヨタ・セリカXX
¥ASK
'69 トヨタ・スポーツ800
¥ASK
怖いよね〜ASK怖いよね〜。お!と思ってもスタッフに訊く勇気ないよね〜。くわばらくわばら。
そのお向かいはAC MINDS&Co.さん。
'07 ロータス2-ELEVEN
¥7,800,000
なかなか乗ってる人もいないのでやっと実車初対面。うん、普段使い到底無理(笑)
'23 モーガン・プラス4
¥13,783,000
実は前から一度乗ってみたいモーガンの最新。マットオリーブが激渋。ただ価格はかなり激辛。
’14 モーガン3ホイーラー
¥7,800,000
庶民の守備範囲のモーガンはこちら。コレで早朝の山間の道を流したら、俺も舘ひろしになれるかもしれん。
ロータス47(仕様)
は!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ出たっ!商談中。
さすがに希少種の本物ではなく46ヨーロッパベースの47仕様だろうが、この可愛い見た目と似つかぬパフォーマンスにギャップ萌えなんやろなー。
AUTO DIRECTさんと言えば、ポルシェ&アストン。
ポルシェ911レンシュポルトRSR3.4
¥46,000,000
'20となってたからナナサンカレラベースで仕立てたRSR仕様?いずれにしても、シグナルオレンジと宝石箱みたいなEngルームは感涙レベルやけど額が(T ^ T)フラット35使えるんかな・・
イタ・フラ車の雄、コレツィオーネさんブースには夢の名残。
フェラーリF355ベルリネッタ(年齢不詳)
¥26,000,000
遂に所有する事はなかったが、俺の中では今も昔もベストフェラーリ。フェラーリはこの時代までが良かったなー。
(株)ワイズ/Jaguriaさん
'67 アストンマーチンDB6ボランテ
¥86,000,000
いや、分かるよ。分かるけど、思わずドン引くプライス もしココでポンっ!と契約書に判捺したら、Eタイプより気になるこのサイクロン号付いてくるんでしょうか?( ̄▽ ̄;)
かの有名なガレーヂ伊太利屋さんはかなりデルタ推し。
’85 ランチアデルタ S4ストラダーレ
¥ASK
’91 アウトモビリ・アモス ランチアデルタ・インテグラーレ・フトゥリスタ
(参考出品)
後者はイタリアの新興メーカー「アウトモビリアモス」が16vをベースにモダナイズした限定20台の内の1台で国内にはコレだけらしいが、涅マユリに見えるのは俺だけ?( ̄▽ ̄;)
AUTO ALPHA ONEさん(アルファロメオ京都)さんは紅白スパイダー揃い踏み。
'63 アルファロメオ・ジュリア・スパイダー(奥)
¥10,000,000
'61 アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー(前)
¥12,000,000
なんともおめでたい組み合わせ。そうかーこのクラスも今は4桁万円行くかー。世知辛い世の中やのう。
イタリアからフランスへ。
シトロエンのプロショップautoneedsさん。
'92 シトロエンXM 2.0
¥3,500,000
’71 シトロエンSM
(参考出品)
なんやろ?この時代のシトロエンのワクワクする宇宙船感。でも唯一無二なのに、ここだけ価格爆騰の波が来てないのは何故?やっぱ宇宙船だから?ಠ_ಠ
シトロエン繋がりで、めっちゃセンスあるインスタフォローさせてもらってるCrank Tokyoさん。
'71 シトロエン・ディアーヌ
¥3,300,000
ほら!やっぱシトロエンだけ中古相場の蚊帳の外(笑)まあマニアック過ぎて台数出てる割に需要がないんやろな。
振り返れば、BECK JAPANさん。
BECK GTS('64 ポルシェ904レプリカ)
¥18,800,000
こんなコンプリートカーもあるのね。パーツ、エンジン、カラーリング他カスタム可で公道走れるレースカー。こういうのもアリ。
これまた超有名なジロン自動車さん。
’79 フェラーリ308GTS
〈売約済〉
俺の一個上の世代が憧れたフェラーリは既に売約済。数千万するのが普通に売れるんだねぇ。みんな凄いねぇ。
'67 アルファロメオ ジュリア スプリントGTヴェローチェ
¥9,500,000
段付きもついにこの値段。でも、そんなジュリアの横で若いお兄さんが「どうしよっかなー」と迷い中。世の中どうなっとんねんಠ_ಠ
BESPOKES TOKYOさんにはアストン。
'05 アストンマーチンDB9ヴォランテ
¥7,980,000
実は値落ち幅が大きい前世代アストン。MI6御用達をちょい悪仕様に仕上げてもこの価格。空前の007ブームでも来ない限り投資物件にはならないか・・・
Simple autoさんとこにはマルニ2台。
'74 BMW2002 turbo
白 :〈売約済〉
シルバー : ¥20,020,000
唯一好きなベンベがマルニ。107th 4Cと同じ安易な語呂合わせの価格設定でも、売れるモンは売れる。
そして、会場で最も異彩を放っていた"その①"が、コレクタブルカーの共同所有サービスを手掛けるRENDEZ-VOUSさん。
'75 ポルシェ911(930)ターボ3.0
¥5,950,000
埃だらけの状態のままで展示されたこの個体は、希少な初年度生産の国内納車第一号というメモリアルなワンオーナーのミツワ物。俺と同い年の大好きな930ターボの余りの安さに「コレください」と手を挙げかけたが、よく見ると8分の1の共同所有権価格。8人の出資を募ってこれからレストアを施す計画で価格にはレストア費用込み。完成した暁には12日/年のドライブが可能で、売却益分配・優先購入権もついてくるらしい。こんなサービスもあんのなー。これはこれで面白い。この時点で枠の半分は埋まってた。
異彩"その②"は、明治産業(株)さんブースで対面した売り物ではなくもはや文化遺産。
1927 ALVIS FWD 1.5L Straight Eight "Grand Prix Car"
日本初公開で一般公開されるのも96年ぶりと言う正真正銘歴史的お宝。アルヴィスは20世紀初〜中期に活動したイギリスの名門メーカーで2010年に再興。驚くことにまだ当時のモデルのパーツ供給も行ってるとか。こんなのまで見れるこのイベントの"見えない力"がヤバ過ぎる( ̄▽ ̄;)
そして、ヘリテージではない新モデルでもなかなかお目にかからないのがチラホラ。
Bespoke Automotiveさんとこにあったモノクロデュオ。
BAC Mono R Tokyo
¥58,066,800
BAC Mono R Fukuoka
¥47,986,400
BACは英国発の新興メーカーで「Mono」は一目瞭然、軽量1シーターの鬼スパルタンモデル。この2台は国内拠点2ヵ所(東京、福岡)で展示されるビスポーク仕様で、これまた日本初公開らしい。値段は・・・もう笑ろとけ。こんなん買おう思たら生まれ変わるしかない。
もうひとつの初めましては、HURTAN JAPANさん出展の光岡チックなこちら。
Grand Albaycin Heritage
¥9,750,000
名前とデザイン的に東南アジア系の新興ブランドかと思いきや、実はスペインのクラシックカー・コーチビルダーというHURTAN。言われてみればグリルもちょっとセアトっぽいし、光岡にはない気品もあるようなないような。でもベースはやっぱマツダロードスター(笑)海外版の光岡かな。
ここからは番外編
「ああ〜嫁っぽ〜いコーナー」
コロナが火をつけたキャンプ&アウトドアブームはこんなとこにも。
RANGERS/CCJさんのブースで、一際おっさんの目を惹いたのが
'69 ベドフォード・CAロマニー・ドーモビル
¥8,000,000
ベースはベドフォードのセミキャブ小型商用車「CA」だが、ここまで仕上げてもこの値段。昔どっかのメーカーが出したオートフリートップに失笑した俺も、これならロングツーリングでもキャンプでも行きたくなる。この展示車はキッチン完備だが、カスタムによっては500万くらいらしいから、老後にスポーツカー乗り回せなくなったら嫁と二人こんなので国内各地を巡りたい。嫁に三行半叩きつけられ熟年離婚してなければ( ̄▽ ̄;)
キャンパーも作り手のセンスで十人十色で、Buddy Autoさんブースには対照的な2台。
'91 メルセデスベンツ・トランスポーター310D VANLIFEカスタム
〈売約済オーダメイド〉
その佇まいからぱっと見、覆面銀行強盗団の車両みたいだが中身は超ゴージャス。カスタム費用は嵩みそうだが、前出のBACあたりに比べたら格段に家族の同意は得やすいと思われる(笑)
'88 ジープ・グランドワゴニア
¥15,800,000
キャンパーも大西洋を渡るとこういう味付け。ウッド外装がいかにもアメリカン。砂埃舞うルート66でも湖畔の森でも似合いそうだが、間違いなくこのご時世にガソリン垂れ流しやろな( ̄▽ ̄;)
もし俺が強盗の指南役とかで荒稼ぎしてたら、この辺を1台見繕って嫁の土産に買って帰るんだが、いかんせんどちらかというと仕事出来ない部類に入る業界最低辺の薄給平社員
でもこんなワガママひとり旅に快く送り出してくれた嫁さんに何か買って帰ってあげたいと広い会場をウロウロ物色してたら・・・
あるがな。
嫁さん好きそうなのが。
てか、嫁のために作ったようなのが。
出品ありがとう、ファクトリーギアさん。
おかげ様でいい手土産が出来ました。
という訳で「オートモービルカウンシル」今回初めて参加したけど、国籍カテゴリ問わず現行モデルに全く惹かれず今後のEV時代にも微塵も期待してない俺みたいなのにとっては確実にモーターショーより楽しめる夢のようなイベント。撮影の邪魔する意識高い系のオネーサンもそれに群がる輩もいないクルマ好きだけの時間をしっかり堪能致しました
前日に引き続きこの日も2万5千歩以上歩いてクタクタやし、最寄りの海浜幕張駅から帰りの電車に乗って「東京駅」で降りたのに「JR東京駅」やなくて謎の地下迷宮を30分近く半泣きで彷徨ったけどね(T ^ T)
あ、でもいい事もひとつ!
IRAS、48歳。
在宅勤務続きの日頃は下手すると500歩/日しか歩かないのがこの2日間だけで5万歩以上歩き回ったのに、遂に筋肉痛すら来なくなりました。老いましておめでとう(T ^ T)
お疲れ様でした。
[了]