先週末、ようやく行く行く詐欺だった 「フォード vs フェラーリ」 を息子と一緒に観に行ってきました。
公開末期ということもあり近所のイオンシネマでは18:00~20:20の1日1回上映のみ。他の作品は家族連れやカップルの姿がほとんどなのに、この映画だけ 「ただいまより入場のご案内を開始致します」のアナウンスと同時に周囲のソファーから立ち上がるのは単身の中高年男ばかり。おかげで、実話に基づいたクルマ好き垂涎のストーリーなのに、劇場内は一人で来たおっさんが互いに距離をとってまばらに座るポルノ映画状態(笑) いざ本編が始まるまで、実は入る劇場No間違えてて、息子と一緒なのに 「団地妻~真昼の淫タ―フォン~」とかだったらどうしよう・・・(T T)とドキドキしました。
こんにちわ。
映画鑑賞の帰り道、すっかり感化されたおっさんはル・マンドライバーになり切ってアクセル全開!でも、俺の7年落ちキャロルは全く加速してくれませんでした・・・IRASです (T T) 非力過ぎる・・・
映画鑑賞の帰り道、すっかり感化されたおっさんはル・マンドライバーになり切ってアクセル全開!でも、俺の7年落ちキャロルは全く加速してくれませんでした・・・IRASです (T T) 非力過ぎる・・・
そんな、何色にもすぐ染まる“純白の初老”は一夜明けてもクルマ熱冷めやらず、翌日も朝一から広島グリーンアリーナに突撃!隣の朝ごはん
目的は、数年ぶりの参加となる 「広島輸入車ショウ2020」
オリンピックイヤーなせいか、「2020」というだけで何だかメモリアルに感じるが、量産車だけとはいえ間違いなく東京モーターショウより見たいクルマが見れるイベントだ( ̄▽ ̄)b
オリンピックイヤーなせいか、「2020」というだけで何だかメモリアルに感じるが、量産車だけとはいえ間違いなく東京モーターショウより見たいクルマが見れるイベントだ( ̄▽ ̄)b
なお、輸入車ということで、参加にあたってのMYドレスコードは
・ビンテージな風合いのデニム(←実は4年間履きっぱなしの安物だがヤレていい感じ)
・白のロンT(←3年前に正月セールで買った3000円のやつ※もう毛羽たち気味)
・黒のダウンベスト(←息子のを勝手に借用)
・こだわってそうなスニーカー(←マイナーブランドの安物だが、5~6年前の商品なので結果的に今では誰も履いてない)
・ブランド物のグラサン(←数年前に鳥栖アウトレットで買ってもらった直後に失くしてたオークリーをつい最近発見)
・皮のショルダーバッグ(←箪笥の肥やしになってたのを今回数年ぶりに発掘)
・ビンテージな風合いのデニム(←実は4年間履きっぱなしの安物だがヤレていい感じ)
・白のロンT(←3年前に正月セールで買った3000円のやつ※もう毛羽たち気味)
・黒のダウンベスト(←息子のを勝手に借用)
・こだわってそうなスニーカー(←マイナーブランドの安物だが、5~6年前の商品なので結果的に今では誰も履いてない)
・ブランド物のグラサン(←数年前に鳥栖アウトレットで買ってもらった直後に失くしてたオークリーをつい最近発見)
・皮のショルダーバッグ(←箪笥の肥やしになってたのを今回数年ぶりに発掘)
IRAS調べによると、これぞカジュアルだけど実は金持ってるおっさんコーディネートで、出展スタッフ側から声をかけられる(=冷やかしではなく、そそのかせば買いそうに見える)ファッション。ちなみにグラサンはもちろんミラーレンズ。これで、どんなに目がおどおど泳いでても、ブース受付のおねーさんを舐めるように全身スキャンしてても、バレる心配はない
完全装備(だと俺は固く信じている)でいざ入場すると、開場直後にもかかわらずアリーナ展示スペースは地元のいまどき珍しいクルマに興味がある希少種で意外に盛況。入口でいきなり、スーツ姿のバルコム(BMWディーラー)のお兄さんに声をかけられるも、「BMW」=「あおり運転」のイメージがミトコンドリアくらいまで染みついてる小心者はつい条件反射で目を逸らす・・・これを 「心的宮崎後ストレス障害」 と言う。ここテスト出ます(- -)
そんなIRASの正面にどどーん!と現れたのは、天下のスピリット・オブ・エクスタシー、遠近感がおかしくなるくらいデカい2台の黒いロールスロイス。
ロールス初の4駆かつ初のSUV、カリナン。
もはや、その圧はクルマというより100人乗っても大丈夫!イナバ物置。
パルテノン神殿みたいな顔を起点にSUV作るとこうにしかならないのだろうが、カッコいいか?と問われたら、俺は全力で笑って誤魔化す。リアエンドに備え付けられた派手なシートの使い道も、俺のような下級国民には全く理解不能。でもきっと、この車をサラっと買えるくらいのお金持ちは、ここにゆったり腰掛けて凍った湖でわかさぎでも釣るんだろう。
もはや、その圧はクルマというより100人乗っても大丈夫!イナバ物置。
パルテノン神殿みたいな顔を起点にSUV作るとこうにしかならないのだろうが、カッコいいか?と問われたら、俺は全力で笑って誤魔化す。リアエンドに備え付けられた派手なシートの使い道も、俺のような下級国民には全く理解不能。でもきっと、この車をサラっと買えるくらいのお金持ちは、ここにゆったり腰掛けて凍った湖でわかさぎでも釣るんだろう。
もう1台は、コンバーチブルのドーン。
オープンカーの軽〜いイメージなんかどこへやら。大理石級の重量感。これに乗ったら俺みたいなヨゴレでもロイヤルファミリーになれそうな気がする。ちなみに今回展示されていた漆黒の2台はどちらも軽く福沢さん4000人以上。Σ( ̄□ ̄ノ)ノ こんなの乗り回せるのはアラブの石油王かロシアンマフィアくらいしか想像できない。
オープンカーの軽〜いイメージなんかどこへやら。大理石級の重量感。これに乗ったら俺みたいなヨゴレでもロイヤルファミリーになれそうな気がする。ちなみに今回展示されていた漆黒の2台はどちらも軽く福沢さん4000人以上。Σ( ̄□ ̄ノ)ノ こんなの乗り回せるのはアラブの石油王かロシアンマフィアくらいしか想像できない。
対照的に、そのすぐ隣で2倍のスペースを贅沢に使ってたのが親愛なるベントレー2台。
新型フライングスパーとコンチネンタルGT。
ここ数年の新世代ベントレーの優雅さはまさに別格。2015年にEXP10スピード6見た瞬間にキタコレ!とその美しさにシビれたが、新型のコンチに続きフライングスパーもまたこのクラスではダントツの高貴さ 空から天使が舞い降りる。もう隣のロールスロイスなんか悪魔の化身にしか見えない。
……と、たまたま隣にいた冴えないネルシャツ着たおっさんが連れの奥様と思しき豊満な女性に向かって一言。
「あーそうでもないわ。これが2600万でそっちが3400万くらいのもんや」
どこのどなたが存知ませんが、冴えないシャツとか言ってごめんなさい。着こなしが素晴らしいです。奥様も豊満なんてとんでもない、とってもグラマラスで峰不二子かと思いましたよ。
「あーそうでもないわ。これが2600万でそっちが3400万くらいのもんや」
どこのどなたが存知ませんが、冴えないシャツとか言ってごめんなさい。着こなしが素晴らしいです。奥様も豊満なんてとんでもない、とってもグラマラスで峰不二子かと思いましたよ。
お友達からお願いします。
そんな2つのハイエンドブランドの横にブースを構えたアストンマーチンは、雑誌各誌で何度も見かけたカモフラ仕様のDBXを展示。アストンは好きだけどやっぱSUVはピンと来んなぁ……ダックテールは萌えるけど。個人的には先代のヴァンテージが永遠の憧れ
そのアストンの真反対側には今回出展の4強最後の一角、絶対王者フェラーリ 。が、現行モデルは一切持ち込まずピッカピカの250GTルッソを餌に新型のローマの予約受付。客寄せパンダが豪華過ぎる(笑)
マセラティは、レバンテSとギブリのグランスポルト。ウチもたいがいだが、マセの目つきの悪さもかなりのもんだな。街中でめっちゃスリムで上品な美人を連れてる男を見かけた時、俺はこういう顔をしている。
神々の領域を離れ、ここからは下界のクルマたち。
まずは、質実剛健ドイツ勢。
ポルシェからは、カイエンターボクーペ、マカン、911カレラ4Sの3台。神4ブランドと違い “お触り自由” だが、迷わず2000万オーバーのクーペに近寄った瞬間、雑談してたスタッフの喋りが止まった(笑) ご安心くださいこんなグラサンかけたロン毛では信じてもらえないと思いますが決して怪しい者ではございません。
あ、オーバーフェンダーがボディー色だ!(- -;)
困るなぁ、こういうことするから俺の仕事が増えるんだよ・・・
メルセデスの目玉はピュアEVのEQC。一回のフル充電で400km走る400psオーバーだが、静か過ぎて耳鳴りが聞こえるらしい。だからさ、困るんだよ。NVHのグローバル基準を無闇に引き上げられると俺が大変な目に遭うんだって!(TㇸT)
アウディブースでは、フラッグシップのR8クーペが花束付きでお出迎え。いつの間にかV10に一本化され排気量は4Cの3倍、プライスも3倍。このクラスとなるとウチのような弱小零細メーカーには何の影響もないので安心して見れる。
ドイツ村の村長は、今やあおり運転だけでなく、契約販社に対する脅迫まがいのヤクザなタスク、本国から問答無用で送りつけられて来る大量の新車の保管プールの劣悪環境など、悪い話には事欠かないBMW。今回も、売れ残ってる在庫を1台でもはかすためか、AカテからDカテ、スポーツ、SUVまで、標準モデルからMシリーズ、アルピナまで、クッソ狭いグリーンアリーナにほぼフルラインナップを持ち込む執念で、ひしめき合う豚の鼻。
新世代フェイスになって鼻の穴は一段と大きくなりもはやサブ北島 ( ̄oo ̄) 与作ぅ~♪ 守備範囲的には新型スープラの兄弟車Z4が気になるが、実は、初めてCM観た時から唯一好きなビーエムが「THE 8」、8シリーズ。このクルマのサイドラインは伸びやかでホント美しい そりゃもう見惚れて写真撮り忘れるほどに。
ここからは、ミッションインポッシブルな国外逃亡で 「ゴーンチャレンジ」 なる流行まで生み出したトレンドセッターに日仏連合が翻弄されてる間に、PSAとくっついたFCAエリア=悪名高きワールドモータース帝国。
我らがアルファロメオは、ジュリアとステルビオのクアドリフォリオに、ジュリエッタヴェローチェ。まだかろうじて日本版カタログにしがみついてる4Cは既に戦没者リスト入り。加速する都市開発のせいか、最近ヘビが減ってます。なおマットカラーにイエローアクセントがイカすジュリエッタは間もなく発売される限定車で、その名も「MATT」。どうしても某元PL学園エースの息子の顔がチラついて仕方ない。オーナーの免許証写真は自動的に目が少女漫画風に盛られます。
本丸におわしますはもちろんお内裏様とお雛様、アバルト595コンペティッツィオーネとフィアット500。2人並んでドヤ顔。発売12年目にして国内販売台数記録を更新した鬼の2トップ。小改良+限定車戦略だけのミニマム投資で売れ続け、500は女性比率6割超!アバルトはMT比率5割超!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ!!がびーん!
しかも、販売台数の5割以上が国産からの乗り換えらしい。いやー可愛い顔してやることがえげつないわー(TへT)次の日本国内限定車のペットネームは「ERIKA」やな。
しかも、販売台数の5割以上が国産からの乗り換えらしい。いやー可愛い顔してやることがえげつないわー(TへT)次の日本国内限定車のペットネームは「ERIKA」やな。
そしてアバルトといえば、忘れちゃいけない、でもみんな忘れてる(ここだけの話、製造者自身も忘れてる)のが、124スパイダー。ビジュアルはそれなりなのにどうしても"野々村真"感が拭えないのは、きっとマツダの呪い。誰か、冝保たか子先生を呼んでください。
そんなFCAで、500/595と並ぶ稼ぎ頭が、ジープ・レネゲイド。モニクルでカッコいい女子レネゲイダーを見かけて以来、俺の中で 「どうしてもSUV買わんといかんのやったらコレを買うランキング」 第1位。おめでとうございます。
最近、うちのキャンプ部長が本気で狙っているという噂のカングーが遠目に見えたシルブプレ~なエリアは丸ごとなかったことにして・・・(哀れ・・・シトロエンとプジョーは完全にもらい事故)
最後は、軽量2シーター愛好者として今回一番萌えたロータス。うちの地元では何故か広島マツダ取り扱いのロータス。何がいいってとにかくラインナップが最高で、1列縦隊のケーターハム7 270R、エリーゼスプリント220、エキシージスポーツ350にオネーサン1名付き。4C乗りのご多分に漏れず、エリーゼとエキシージに関しては俺もスパイダー買うとき散々迷ったが、アルファには好みの青がないだけにこのエキシージは魅力的 隣の芝生が青すぎる(T T)
ケーターハム7の脇に立つオネーサンには、「不倫でもしたんですか?」 ってくらいカメ吉がわらわら・・・(- -) 作り笑顔でポーズとるオネーサンのココロの声が聞きたい。だって目が笑ってないもん。
ちなみに今回のベストインポーターアワードは、これまた広島マツダ取扱いのVOLVO。(広マツいろいろやり過ぎやろ・・・(笑)) 一昨年、昨年とCOTYを連覇した2台は、資本は中国になってもセンスは中国レベルに落ちはしないことを証明したが、受賞の決め手は……
大きな袋をくれたから。
行く先々で手渡される各ブランドのパンフをぶら下げたおっさんに気づくや、すかさずスタッフのオネーサンが優しい笑顔で「よろしかったら、こちらお使い下さい」T^Tずきゅーん! その嬉しい心づかいに危うくその場でV60契約するところだった。
なお、広島輸入車ショウ名物"特別ゲスト"枠、世界的に有名な鹿児島「羽仁コレクション」からは、オーバーンV12ボートテイルスピードスター と オールズモビルスターファイア98ホリデークーペ の2台。もちろん見たことも聞いたこともないが・・・俺には分かる。うちのガレージには絶対入らん。(- -)無理無理
うちの4Cも車両サイズに対する有効生存空間の低さはたいがいだが、 「大きいことはいいことだ」 思想のこの時代のアメ車に比べたらなかなかの高効率パッケージに思えてくる(笑) しかしそれにしても、羽仁さんのコレクションは底が見えない (- -;) かなり前に新聞か何かで 「自宅応接間には30台のクラシックカー、ビンテージカーが並び・・・」みたいな記事を読んだが、このサイズのクルマが30台並ぶ空間はもう応接間ではなく体育館です。
広島輸入車ショウ・・・
東モのような人混みにはついて行けない、国産車には一切興味がない、未来のクルマにはもっと興味がない、の“3ない”揃った俺みたいな田舎者にはジャストフィットのなかなかいいイベント
そういえば、旦那がクルマ狂で嫁がキャンプ狂なんていうソロ活動夫婦に合いそうなクルマもありましたよ!部長。( ̄∀ ̄)(笑)
[了]