まるで参加したかのように振り返る 「１月”妄”ニングクルーズ」

令和２年。備えあれば憂いなし。

職場、スタバ、カレー店・・・いつどこでキレイな女子に「あの・・・インスタやってますか？」 と恥じらいながら訊かれてもいいように、４４歳にしてインスタデビューして約１カ月。日本人よりも圧倒的に多くのラテン系外国人が 「いいね！」してくれるのは、決して俺の風体のせいではなく黄色い愛車の写真のせいだと信じてます。

こんにちわ。
ちょうどインスタ始めたあたりから、行きつけのスタバのスタッフがおばちゃんに変わりました、 IRASです。

そんなIRASの月イチのお楽しみといえば、、広島T-SITEの 「モーニングクルーズ」
もちろん今年最初の開催となる今回も鼻の下伸ばして指折り数えて待ち望んでいたのだが、蓋を開けてみれば、開催日も開催時間も息子の英検受験と丸かぶり(ToT)で、２０２０年の４Cライフは走り出す前から脱輪自分の中での優先度（趣味＜息子）はハッキリしてるので迷いはないが、さすがサブマリン運気の 「小吉」YEAR。地味～にツキがない。

ただ、あいにくこの日は明け方まで冷たい雨まじりの曇天天気予報も雨
（どのみちこんな日は趣味クルマは絶対集まらんな・・・(- -)）
そう自分に言い聞かせながら見上げたT-SITEから遠く離れた駅前の空は・・・

ごっつ晴れとるがな・・Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ！！がびーん！

さすが 「小吉」。全てにおいて俺の期待の逆。
こいつはもしかすると・・・・息子の試験結果は意外に良かったりするかもしれん。
（↑テスト対策のテキスト買わされただけで全然勉強してる風に見えなかったので、100％不合格だと思っていた父）

帰宅後、恐る恐るT-SITEのSNSをチェック　すると、ホラ案の定・・・
「定期開催の第１２回目は、テーマ車５６台、ギャラリー車８３台の合わせて１３９台の参加台数でした。前日まで雨の予報で開催を断念せざるを得ないかと思いましたが、快晴であたたかく、多くの方にお集まりいただきました。」（※広島Carlife CafeのFBページより転載）

１３９台！？ Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ！！めっちゃ多いやんけ！
誰やねん、こんな日は集まらんとか言うとったんは（- -）ヅラ取って謝罪せな。

というわけで、参加できなかったイベントが思いのほか大盛況だったことが思わずコサックダンス踊りたくなるほど悔しいので、T-SITEスタッフさん撮影の写真を１００％拝借して、無念の思いと共にお届けします。俺だけの脳内“妄”ニングクルーズ。

まずは今回のテーマである 「赤い車」 から、無念レベル順に。

ああ・・・実車見たかった①(T-T)・・・ 初代バモスホンダ。

軽のドアなしオープンとかコンセプトが素敵すぎ。生産台数僅か２５００台の不遇な過去が余計にその価値を高める。ＮＨＫの子供向け番組に出て来そうな愛くるしいマスク・・・このクルマ、多分しゃべれると思う(- -)

ああ・・・実車見たかった②(T-T)・・・トヨタスポーツ８００。

女暴小町みたいな女は嫌いだけどヨタハチは好き ４C購入に至る過程で一時期本気で次期車の候補に挙げた１台。こんなキレイな個体が広島にもいらっしゃったとは。オーナーさんにも是非お会いして 「メカドック好きですか？」 と伺いたかった。

ああ・・・実車見たかった③(T-T)・・・５代目マツダファミリア 「赤いXG」。

８０年代、若者に爆発的人気を誇り、“陸（おか）サーファー”の言葉も生んだ第１回日本カーオブザイヤー受賞車。かつては安売王のアリ地獄だと叩かれ、今は勘違いしたプレミアかぶれと叩かれてる松田さんちにもそんな羽振りのいい時代があったなんて、あの元木大介が昔は甲子園のハンサムアイドルだったのと同じくらい信じられない。

ちなみに嫁情報によると、最近マツダ社内のレストアプロジェクトにあたり参考車両を調査したら「赤のXG」の登録車は全国に１台しかなかったらしい。いや、それってコレじゃないの？Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ！！ 広島にはちょいちょい 「日本に１台」 が眠っている。

ああ・・・実車見たかった④(T-T)・・・フェラーリ３０８ＧＴＢ／ＧＴＳ。
そりゃテーマが「赤」なら来るよね、跳ね馬さん来るよね。しかも、３０８の揃い踏みとか超いぶし銀(T-T)
またこっそり背後から忍び寄ってオーナーズトークを盗み聞きしたかったなぁ・・・

これまた今ではほぼ見かけなくなった、ホンダプレリュード。
同じ車種でも代替わりのたび韓国の整形美女なみに別モノに生まれ変わるのはホンダのお家芸。
「ＪＵＳＴ ＭＯＶＥ ＩＴ！」（さあ、走ろうか）
思い出されるのは、セナのＣＭ。そして、先日急死された今宮純さんがそのセナの突然の死に咽び泣いたサンマリノ、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ。ウインドウに貼られた「ホンダベルノ」のシールさえカッコ良く見えた時代やったなー。

広島ではたまに見かける（ていうか、職場で毎日何台も見かける）けど全国的には希少車、マツダオートザムＡＺ-１。

職場の先輩の 「緋燕號」のお隣は、確か初参加の際にお会いした社員よりマツダ愛溢れる女性オーナーさんの“魂赤”仕様。エンスーお二人にも是非ご挨拶して新たなトリビアネタを仕入れたかった。

“魂赤”といえば、こちらも。アクセラ 改め マツダ３（身内通称：まつださん）。
デザインは嫌いじゃない、むしろ好き でも、それを遥かに上回る苦労のトラウマで３秒以上直視すると動悸が始まる（笑）　さ、次、次（- -）

地元のマツダつながりでいえば、この色のサバンナＲＸ-７（ＦＣ３Ｓ）は、某漫画の某赤城峠を根城にしてる某高橋兄のせいでＦＣ＝白のイメージが強いだけに何だか新鮮。しかもコレ、カブリオレ。もはや重要文化財に指定しても差し支えない。

逆に“赤”以外のイメージが全くないのが、アルファロメオ１５５。
クラシックボルボなんかもそうだが、歳をとると棺桶に近づいてるせいか妙にエッジの効いた箱型のクルマがカッコ良く見える。個人的に１５５といえば、九州のお友達Ⅰ村さんのあのフルアーマー１５５だが、なんと実は今回Ｉ村さんは遥々長崎から遠征参加！・・・を狙っていたらしい（笑）　残念ながらお仕事の都合がつかず参加は見送られたようだが、もし参加されていたら屋上のヒーローだったのは間違いない

赤組の締めは、これまでいろんな場所で何度もお見かけしているが未だに一度もオーナーさんとまみえたことがない、同じマセラティ・モデナ工場生まれのアルファロメオ４C。（実はみんカラの方もこっそり覗かせて頂いています） ご縁があるようであと一歩ご縁がない・・・今年もきっとニアミスで終わるんだろうなぁ・・・だってオレ、 「小吉」 だし。

ここからは、「赤」じゃないギャラリー参加勢の気になるアイツ

！！？Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ！！ひぃぃぃっ！
ムシキング！？いや違う。昔あったＦＣ３ＳベースのＦ４０みたいな“なんちゃってキット”か？とも思ったが、ボンネットに輝くエンブレムは正真正銘のポルシェ様。たぶんこれ・・・ＯＬＤ＆ＮＥＷの９９７用９３５ボディキット。そういえば、ＯＬＤ＆ＮＥＷって広島が本社だった気がするぞ。いやーしかしこれは凄ぇこの価格帯のクルマをここまで思い切って自分色に染められる心と懐の余裕が羨ましい。もしⅠ村さんが長崎から１５５持ち込んでたら、この日のＭＶＰはコイツとの一騎打ちやったな。

凄いといえば、こちらも圧がパねぇフォードマスタング……だけど、これってシェルビーＧＴ５００？Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ ボンネットの盛り上がり方なんて、絶対載せちゃいけない心臓載っとるやろ（笑） まさにアメリカンマッスル。むきむきマッチョボディ。ナイスポーズ！キレてるキレてるー！

この２台、もし一般道で遭遇したらすぐ土下座して謝ろう。(T T)
 

マスタングつながりで、こちらはまだジムに通う前のスリムだった頃の６９年式フォード・マスタング。

「バニシング・イン・６０」 観てクルマに目覚めたロスジェネ世代にとってはやっぱりこの時代の丸目こそマスタング 。国家権力引き連れて逃げ回る時はマスタングにすると俺は決めている。

ド迫力なクルマをたて続けに見た後だともはや聖母マリアの如く清らかな癒し系、オースチン・ミニ・カントリーマン。こういうクルマで田舎に行って草原の真ん中で Pasco の「超熟」イングリッシュマフィンのサンドウィッチ売りたい。そして、通りすがりの純白のワンピース＋麦わら帽子の美少女に 「インスタやってますか？」と訊かれたい。

そして、ほっこりする癒し系と言えば、ＶＷタイプⅡ は外せない。これなら俺もキャンプ行く。毎月でもキャンプ行く。（このクルマでも嫁みたいに毎週はムリ）仕事でミスして会社の収益に打撃を与える前に辞めてあげるから早期退職金２億くらいくれたら、明日からでもコレで移動カフェやりたい。

一方、国産勢も負けじとバラエティ豊かな顔ぶれ。

もう佇まいからして小料理屋の美人ママ、いすゞ１１７クーペ。丸型ミラー見て（希少なハンドメイド１１７！？Σ(￣□￣ﾉ)ﾉ）と思わず便座から立ち上がった（ちょうどイオンのトイレで一生懸命頑張っていた）が、フロントのデザイン見る限りおそらく量産化された第二期モデル。いずれにしろジウジアーロはやっぱりいい仕事ばしとうね。

かつて乗ってた人生初の愛車ＮＢロードスターと同じ、クリスタルブルーメタリックのＡＺ-１。
この色は初代デミオにも設定されていたが、やっぱりスポーツカーによく似合う 金があれば４Ｃもこの色にフルラッピングしてみたいが・・・もちろん金はない。

いつもお世話になっているイラストレーターＫさんのホンダビート。ちなみに↑の１１７のサイドビューは無念の不参加となった哀れな初老にＫさんが撮影して送ってくれた一枚。やっぱり才能溢れるいい人は黄色のクルマに乗るんだね。繰り返します、才能溢れるいい人は黄色のクルマに乗るんです。そういえば、俺のクルマ何色やったかなぁ・・・
 

あーこれは見たかったかも・・・三菱デボネアＶロイヤルＡＭＧ。自社のフラッグシップ重役車のカスタムをＡＭＧに託すとか、よう三菱経営陣も許可したわ（笑） マツダもここいらで売れないマツダ６のケーニッヒスペシャルとかどうだろう？ゲンバラ仕様の悪魔のようなデミオとか。

おっと、これまた懐かしい二代目ホンダレジェンド。当時はインスパイアとかビガーとかセダンが元気で、うちのオカンはインスパイア買う！と息巻いてたが、ウチに来たのは１０年落ちのＳＹ型アコードでその後国道３号線上でブローした

マッスルカテゴリーの日本代表は、新旧ＧＴ-Ｒ。８０年代のぴいぴい言ってた頃の長渕の方が好きだった俺にとってはＲ３２こそ至宝 もし日産に採用されてたら人生初の愛車は間違いなく豚鼻ＮＩＳＭＯのコレだったなー。まあ、元会長がＭＩ６バリの国外逃亡図った今となってはどっちが良かったのか分からんが（笑）

そんなこんなで今回も名車揃いでとっても楽しそうだった日曜朝集会。 

何が凄いって、行ってもないのにこんだけウダウダ駄文書き連ねられる俺の妄想力スゲぇ（笑）

自分で言うのも何だが、子供の頃からずっとコレといった特技もなく、勉強が出来る訳でもなく、当然異性にモテることもなく悶々と過ごして来た賜物やな。他人の写真でこんだけ参加気分に浸れるならもう実際に現地に行く必要もないんじゃないか？とさえ思う(笑)

行くけどね。天気よくて、かつ行ける体調だったら。

広島のクルマ二ヨン人の皆様、また是非よろしくお願いしますm(_ _)m

[了]