1泊2日の大人旅もいよいよオーラス。
松江道を広島へと戻る道すがら、最終チェックポイント「道の駅たかの」で3時のおやつ。
つい1時間前にたらふく蕎麦食って誰一人小腹も空いてなかったが、花火大会と同じでここまで来たら最後はもうやけくそ 気になるモノは全て食べるしかない。
体格に似合わず実は意外に小食なつかぢ先輩も、疲労からか"社交的な仮面"が剥がれ始め顔全体に(おいおい、まだ食うのかよお前ぇら・・・)という心の声が滲み出ていたが、問答無用旅は道連れ、世は非情。でも、俺なんてまだまだ優しい方だようちのカミさんなんてこのスイーツ食った後に・・・
有無言わせぬ笑顔で
巨大な蒟蒻食わせてたかんね「これ、絶対美味しいから!」って・・・
自分で言うのも何だが、この夫婦には先輩をより太らせようとする強い意志を感じる。
しかし、安心してください先輩。
ここで、とっておきの代打逆転サヨナラ満塁ホームランのお時間ですいえーい!
「たかの」の次、雲南吉田IC横ある道の駅 「たたらば壱番地」
何を隠そう、ここはつかぢ先輩がこよなく愛する「秘密結社 鷹の爪」吉田君の故郷。
当然、道の駅には吉田君関連商品特設コーナーがあり、魂が抜けていた先輩は一気にHP回復ベホマズン並みの効き目だぜ!
20分熟考して 「よし!決めた!」 といくつかお土産(自分用)を購入した後、店の出口でキーホルダーの存在に気づき、3歳くらいの見知らぬ女の子と一緒に回転ラックをク~ルクル 結局、新たな吉田君(出雲神話バージョン)を手に今来た道をもう一度レジへと戻って行った・・・
「もう!何?ココ!どれにするか迷う~全部欲しい」
数あるキーホルダーから1つを選ぶ時の先輩は、まるで残り数秒の時限爆弾の前で青と赤どっちのコードを切るか悩んでる 「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスみたいでカッコ良かったなあ(笑) 今度から、九州のジョン・マクレーンと呼ぼう
「よし!ここ絶対また来よ!今度はちゃんとお金持って」
哀れ、鬼太郎ファミリーの皆さん・・・ もはや153体の妖怪の記憶は全て、たった1人の吉田君で上書きされてしまった。
8月7日 PM5:00 広島・IRAS邸帰着。
2016年第2回大人旅ツーリングは、これにて無事チェッカーフラッグ
タフガイなジョンは、そのままの勢いでオイル垂れ流しのミラジーノに乗り込み、黒い鎖線を残しながらバック・トゥ・ザ・福岡 カラカラ変な音させながら走り去るクルマを夫婦2人笑顔で見送り、俺は休む間もなくこの2日間楽しい旅の足を務めてくれたチンクエチェントの洗車開始
不思議なもので、趣味クルマでどんなに距離を走っても疲労感より高揚感が勝る。照りつける夕陽をものともせず、オートグリムフルセットコースで全身ピカピカ鏡面仕上げ。低μのボディには、もはやトンボもとまれないぜ
Of The IRAS, By The IRAS, For The IRASなツーリングストーリーはこれで幕
楽しいイベントは、いつだってあっと言う間に終わってしまう。
やっぱり趣味クルマ最高。
カーライフ最高。
ますます、我が家の感性にピタリと合うこの500を手放す気が薄れて来た。
真の自分クルマを手に入れる夢は現在進行形だが、家庭内マイカーリースの500ライフはまだ続きそうだ。(ていうか、趣味クルマ2台で夫婦揃ってイベントに参加するのが最終目標なんだから、カミさんが夢の1台に乗り換えるまで500を売れるワケがない)
次のイベントはおそらく11月の九州トリコローレだが、最近すっかりご無沙汰の九州勢の皆さんとも久しぶりに一緒にゆる~く走りたいものだ。
簡潔に要点のみまとめる・・・理系の基本ともいえる能力の欠如から文字制限に引っかかり、当初は三部構成だったのが渋々四部構成になったお話しはこれにておしまい。
最後に……
またひとつ楽しい思い出の記録の〆として<謝辞>
今年もまた ITBの強行プランにご参加・お付き合い頂いたジョン・ツカヂ・マクレーン氏に心から感謝申し上げます
[了]